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ウド/うど/独活
【ウドとは】
・北海道から九州まで幅広く分布するウコギ科の多年草。香りのよい新芽は和え物、酢の物、天婦羅などに利用され、代表的な山菜として古くから親しまれる。
・「ウドの大木」として知られるように、条件がよいと高さ3mほどになるが、大型の多年草であり「木」ではない。シガ、ドッカ、ヤマクジラ、ツチタラなどの別名がある。
・林の中のような半日陰を好む。
・夏には小さな花が球形に集まって多数咲く。花の後には黒紫色の実ができる。
・スーパーなどで市販される白いウドは榁(地下穴)で人工的に育てられたもの。野生のウドは香りが高く、アクも強い。
・ウドの根を乾燥させたものは薬用となり、頭痛、歯痛、めまいに効果があるという。
・漢字表記の「独活」は意味深だが、由来は不明。本来はシシウド(セリ科)の根のこと。
【ウドの品種】
・ミヤマウド
標高がやや高い亜高山で見られる。花が少なく、花序に毛がほとんどないのが特徴。茎は黒紫色で、より細い。ウドと同様に食用とする。
【ウドに似ている草木】
・タラノキ
・ハナウド
ウドの基本データ
【分 類】ウコギ科タラノキ属
多年草
【漢 字】独活(うど)
【別 名】シガ/ドッカ/ヤマクジラ
ツチタラ/ヤマウド/ケウド
【学 名】Aralia cordata.
【英 名】Udo
【開花期】7~9月
【花の色】白
【草 丈】~150cm