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幹がきれいな木

 花や紅葉ばかりが樹木の魅力ではありません。樹種によっては一年の半分近くを葉のない状態で過ごしますから、幹や枝ぶりは庭の景色を決める大事な要素となりますし、樹皮のきれいな木を選べば冬枯れの庭も趣深いものになります。

 

 以下、管理人が考える「幹がきれいな木」を順不同で紹介します。日本の「三大美幹木」はシラカバ、ヒメシャラ、アオギリとされますが、何をもって「きれい」とするかは人それぞれ。また、味わいのある樹皮になるには相応の樹齢が必要です。庭造りの参考にどうぞ。

イヌシデ

うねりのある縞模様の幹がとても美しい木で、盆栽の世界では古くからソロと呼ばれて親しまれます。イヌシデのページへ

リョウブ

暑い時季に涼しげな花を咲かせ秋の黄葉も綺麗ですが、最大の魅力は落葉期あらわになる樹皮です。リョウブのページへ

カゴノキ

「カゴ」は「籠」ではなく「鹿の子」の意で、樹皮の模様を子鹿の斑点に見立てたもの。世間的な認知度は低いですが林内では目立ちます。カゴノキのページへ

ヤマボウシ

シンボルツリーとして人気のヤマボウシは花、果実、紅葉と見どころの多い木ですが、落葉期に見せる幹も綺麗です。ヤマボウシのページへ

ヒメシャラ

「三大美幹木」の一つ。控えめな花の様子と樹齢によって移り変わる幹の風合は魅力的です。ヒメシャラのページへ

ナツツバキ(シャラノキ)

ヒメシャラに近縁のナツツバキ(シャラ)は、環境によって樹皮の色合いが変わり、時にサルスベリと混同されるような幹になります。ナツツバキのページへ

サンシュユ

早春に黄色い花を咲かせ、秋には艶やかな赤い実を結びますがリョウブのように剥がれ落ちる樹皮も特徴的です。サンシュユのページへ

ザクロ

名の知れた果樹ですが、古木の幹は幾重にもうねり、神々しささえ感じます。ザクロのページへ

カリン

これも果樹扱いですが、樹齢を重ねると樹皮は斑に剥がれ落ち、ヒメシャラに似たツルツルの幹になります。カリンのページへ

シマサルスベリ

サルスベリほど知名度はありませんが、夏に似たような花を咲かせます。樹皮は白みがかった斑模様で複数を列植すると圧巻です。シマサルスベリのページ

サルスベリ

幹が綺麗な木と聞いて最初に思い浮かべるのはコレでしょうか。ツルツルの幹は触れるとヒンヤリします。サルスベリのページへ

シラカバ(シラカンバ)

こちらも幹が綺麗な木としてよく知られ、冷涼な高原を象徴します。残念ながら街中では綺麗な樹皮は望めず、樹齢も短めです。シラカバのページへ

ブナ

こちらも幹の白さと紅葉の美しさが売りのブナですが、やはり街中ではくすんだ色合いになりがちです。ブナのページへ

ケヤキ

樹姿や樹皮が際立って美しいことがケヤキという名の由来だとか。樹齢を重ねたケヤキの中には画像のように美しい幹のものがあります。ケヤキのページへ

トウカエデ

ケヤキと並んで街路樹に多いトウカエデですが、大木になると樹皮が全体に剥離し、独特な様相を呈します。トウカエデのページへ

プラタナス

かつて大量に植栽されたため、木に興味のない人でもこの樹皮なら見分けられるかもしれません。プラタナスのページへ

アベマキ

クヌギの仲間ですが、木が古くなると樹皮はコルクのような見た目と柔らかさになります。これまで紹介した幹とは異質の美しさがあります。アベマキのページへ

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