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今咲いている花木

花の咲く草木はたくさんありますが、街中や公園で普通に見かける種類は案外限られています。

 

ここでは関東地方で今の時期に咲いているであろう草木を花の色別(白・ピンク・青・オレンジ・黄色など)に紹介します。

主に木に咲いている花ですが、時季によっては草花も紹介します。

 

どれも有名なものばかりなので園芸ビギナー向けではありますが、それぞれの名前や写真をクリックすると詳細ページに移動します。

 

なお、このページは筆者の都合にもよりますが、二十四節気程度のペースで更新します。それにしても今年は全てが早いです。

 

(last update 2024/4/10)

今咲いている黄色い花木

ミツマタ 

枝が三股になることから命名されました。古くから庭木に使われますが一般的な知名度は低めです。

キブシ 

一見すると実のように見えませが、覗き込んでみると確かに花が咲いています。別名はマメフジ。

ダンコウバイ 

クロモジなどと同様のクスノキ科でポンポンとした花が咲きます。こちらも枝は爪楊枝に使われます。

アブラチャン 

なぜ「油ちゃん」? 一度聴いたら忘れられない名前の秘密は個別のページで・・・。

クロモジ 

やや通好みの花木であまり目立ちませんが、香りのある枝が爪楊枝に使われることで知られます。和風庭園や茶庭に使われます。

シロモジ 

クスノキの仲間には春に黄色い花を咲かせるものが多く、これもその一つです。クロモジには劣りますが、枝に香りがあります。

トサミズキ 

土佐の国に自生していたことから名付けられました。花の形は複雑で、日に日に変化していきます。

今咲いている木になる花

ヒュウガミズキ 

トサミズキを小さくしたような花です。樹高も大きくはならないので違いは明瞭です。

樹木の花

レンギョウ 

ヒュウガミズキと同じような低木ですが、花はラッパ型です。いくつかの品種があります。

ヤマブキ 

絵具や色鉛筆でいう「山吹色」の語源となった花。その深みのある色合いは花言葉どおり「気品」があります。白い花が咲くシロヤマブキもあります。

今咲いているピンクや赤の花木

トキワマンサク 

住宅地の生垣で見かけたなら、この木です。常緑樹のわりに軽やかで派手な花が咲くため人気です。白い花が咲くものもあります。

ソメイヨシノ 

日本のサクラの定番。みんな大好きソメイヨシノ。今年はいつもより遅めでした。

現在 開花している木の花

ツバキ 

「ツバキ図鑑」があるほど品種が多く、開花期は様々。花色は紅、ピンク、白などが中心ですが紫色も。

ウグイスカグラ 

雅な名ですが花は話題になりにくいようで、雑草のように扱われている公園も。その控え目さは茶庭に好まれます。

ボケ 

名前が有名なわりに、一般的には見分けられない方が多いようです。花の色は白、紅、ピンクなど。花期は長いです。

今咲いている白い花木

アセビ 

枝葉には毒があることで知られ、動物は食べません。花はスズランのように可憐です。

ジンチョウゲ 

この香りに惹かれる方も多いことでしょう。すべてが白い花や葉に模様が入る品種もあります。

シキミ 

かつては墓地に植えられることが多く、あまりイメージのよくない木です。実には猛毒があります。

コブシ 

関東ではこの花が咲くとお別れの時期に突入します。モクレンと混同されやすい花木ですが、やや小ぶり。

春に咲く花

モクレン(ハクモクレン) 

単にモクレンという場合、紫色の種(シモクレン)を指しますが、数では白が圧倒しています。

現在 開花している花木

ユキヤナギ 

柳のような枝に雪が降ったように花が咲くというのが名の由来。これが咲くと染井吉野の開花も近い。

ブルーベリー 

誰もが知る人気の果樹で、この時季にはスズランのような白い花を咲かせます。

ジューンベリー

シンボルツリーとして人気の木。咲いたなと思うとあっという間に満開を迎えて散っていきます。

ミヤマシキミ 

赤くて大きな実がなるため「億両」という名前で売り出している木ですが、世間の認知度は低めです。

こんな花も咲いています

ウワミズザクラ 

低山の林内だけでなく、公園や道路沿いの藪に見られます。サクラのイメージとはかけ離れますが可愛らしい花です。紅葉も綺麗です。

クヌギ 

里山的なももを象徴する代表的な木で、そこらじゅうにあります。例年、ソメイヨシノとほぼ同時に開花し始めますが、ほぼ話題になりません。

クマシデ 

クヌギと同じ感じでぶら下がっている花は、よく見ると繊細で綺麗です。イヌシデアカシデなども同様に咲いています。

サルココッカ 

マイナーな木ですが、寒い時季に甘い香りのある花を咲かせ、日陰や害虫にも強いという、庭木としてかなり魅力的な存在です。

ネコヤナギ 

川原で見かける猫のシッポのような物体。これも一応、花です。しばらく観察していると黄色や紅色のシベが見え隠れしてきます。

オニシバリ 

ジンチョウゲの仲間ですが庭木として使われるのは稀。夏に葉を落とす、へそ曲がりな性質を持ち「ナツボウズ」とも呼ばれます。

センペルセコイア 

北アメリカ西部を原産とする世界で最も背が高くなる木です。小さくて目立たない雌雄の花が咲いています。

今咲いている草花

関東の道端、庭、公園で見られる草花です。

オオイヌノフグリ 

ここからは木ではなく草です。道端や空き地、田畑の畔、川原の土手などで無数にしている小さな青い花です。

ヒメオドリコソウ 

オオイヌフグリと同じ場所に生えるピンクの小さな花です。ホトケノザに似ていますが、花は蓑のような葉に隠れるように咲きます。

ホトケノザ 

ヒメオドリコソウよりも鮮やかなピンク色の花が抱き乱れています。葉の様子を仏が座る蓮華座に見立てて命名されました。

スイセン 

画像はニホンズイセンですが、近年は様々な品種が育てられており、黄色い花が咲く品種もあります。

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