庭木図鑑 植木ペディア > 今咲いている花木
今咲いている花木
花の咲く草木はたくさんありますが、街中や公園で普通に見かける種類は案外限られています。
ここでは関東地方で今の時期に咲いているであろう草木を花の色別(白・ピンク・青・オレンジ・黄色など)に紹介します。
主に木に咲いている花ですが、時季によっては草花も紹介します。
どれも有名なものばかりなので園芸ビギナー向けではありますが、それぞれの名前や写真をクリックすると詳細ページに移動します。
なお、このページは筆者の都合にもよりますが、二十四節気程度のペースで更新します。それにしても今年は全てが早いです。
(last update 2024/2/25)
今咲いている黄色い花木
香水を思わせるようなその香りは少し離れた場所でも嗅ぎ分けることができます。画像のものより黄色が濃いのはソシンロウバイです。
商業ビルやマンションのエントランスなどに多用される低木ですが、この時季に黄色い花を咲かせています。
別名「春小金花」。都心部でも比較的大きな木が多く、この時季になると遠くからも目立ちます。
他の花木に先駆けて「まず咲く」のでマンサクだとか。公園や街路ではより派手なシナマンサク等が使われます。
今咲いているピンクや赤の花木
開花時期は品種により、秋~早春まで何らかのサザンカが咲いています。白い花もあります。
「ツバキ図鑑」があるほど品種が多く、開花期は様々。花色は紅、ピンク、白などが中心ですが紫色も。
カンヒザクラとオオシマザクラの雑種で、花先に細かな切れ込みがあるのが特徴。開花とほぼ同時に新葉を展開し始めます。
あちこちの自治体が町おこしなどに使い、ニュースでは必ず開花が話題になるサクラです。
雅な名ですが花は話題になりにくいようで、雑草のように扱われている公園も。その控え目さは茶庭に好まれます。
名前が有名なわりに、一般的には見分けられない方が多いようです。花の色は白、紅、ピンクなど。花期は長いです。
今咲いている白い花木
モクレンが崩れたような常緑樹・・・この花の名前が分からずにいる方が多いのではないでしょうか。最近どんどん増えています。
この香りに惹かれる方も多いことでしょう。すべてが白い花や葉に模様が入る品種もあります。
こんな花も咲いています
マイナーな木ですが、寒い時季に甘い香りのある花を咲かせ、日陰や害虫にも強いという、庭木としてかなり魅力的な存在です。
川原で見かける猫のシッポのような物体。これも一応、花です。しばらく観察していると黄色や紅色のシベが見え隠れしてきます。
ジンチョウゲの仲間ですが庭木として使われるのは稀。夏に葉を落とす、へそ曲がりな性質を持ち「ナツボウズ」とも呼ばれます。
今咲いている草花
関東の道端、庭、公園で見られる草花です。
ここからは木ではなく草です。道端や空き地、田畑の畔、川原の土手などで無数にしている小さな青い花です。
オオイヌフグリと同じ場所に生えるピンクの小さな花です。ホトケノザに似ていますが、花は蓑のような葉に隠れるように咲きます。
ヒメオドリコソウよりも鮮やかなピンク色の花が抱き乱れています。葉の様子を仏が座る蓮華座に見立てて命名されました。
画像はニホンズイセンですが、近年は様々な品種が育てられており、黄色い花が咲く品種もあります。
お正月のイメージですが、あれは促成栽培されたもの。地植えのフクジュソウはこの時季に咲いています。
節分草ですが、これもこの時季に咲いています。画像はマクロ撮影ですが。実際は小さく可愛らしいものです。