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アメリカデイゴ/あめりかでいご

Cockspur Coral Tree

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アメリカデイゴ(カイコウズ)の花
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新緑の様子
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マメ科らしい葉っぱ
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高さは7mほどになる
デイゴの蕾 画像
蕾の様子
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蕾の様子
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咲き始めの方が見ごたえがある
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満開時のシベの様子
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花の裏側はプックリとしている
かいこうず,あめりかでいご,幹
特徴的な樹皮が南国の風味を加える
カイコウズ 黄葉 紅葉
黄葉の様子
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大木は大胆に剪定されることが多い

【アメリカデイゴとは】

・初夏から初秋にかけて真っ赤な花を咲かせ続けるアメリカデイゴは、南アメリカ(ブラジル及び北部アルゼンチン)を原産とする暖地性の花木。日本へ渡来したのは江戸時代末期のこと。

 

・寒さを嫌うため日本で植栽できるのは、本州南部~沖縄にかけて。主に暖地の公園などで目にするが、九州などでは街路樹として利用され、鹿児島では県の木に指定される。なお、沖縄で県の花に指定されているデイゴは以下のとおり別種である。

 

・開花期は6~9月で、長さ7~8センチほどの赤みを帯びたオレンジの花びらが枝先に多数集まって花房となる。

 

・葉は小判型で、葉の主脈、葉柄、枝には1~2本の曲がった刺がある。

 

・デイコという名は、沖縄名の「梯枯」を音読みしたもの。一般にデイゴといわれるものには本種とサンゴシトウがある。

 

・仏典では「波利質多羅樹(はりしったらじゅ)」と呼び、天上界の花とされる。

 

【アメリカデイゴの育て方のポイント】

・他のデイゴに比べると耐寒性があり、関東以西なら地植えできるが、幼樹は霜よけを必要とする。

 

・日照と水はけのよい場所を好む。

 

・病害虫、潮風に強い。

 

・落葉樹であり、冬場は寂しい。

 

【アメリカデイゴに似ている木】

・デイゴ(別名エリスリナ)

 本種によく似るが、一番先端の葉が卵形でかつ裏面にビロード状の毛があるため見分けられる。インド原産で、寒さに弱いため本州での地植えは難しい。

 

・サンゴシトウ

 熱帯アメリカ原産で木全体にトゲがあり、暗めの赤い花を咲かせる。苗木の段階では霜よけが必要だが、成木になれば関東地方以西で越冬できる。

珊瑚シトウの木
サンゴシトウの花

アメリカデイゴの基本データ

 

【分類】マメ科/デイゴ属

     落葉/低木

【漢字】亜米利加梯枯

    (あめりかでいご)

【別名】カイコウズ(海紅豆)

    ホソバデイコ 

【学名】Erythrina crista-galli

【英名】Cockspur Coral Tree

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】5m~7m

【用途】花木/街路樹/公園

【値段】2000円~

 

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