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エビネ(海老根)

エビネ 品種
黄色い花が咲くキエビネは西日本に多く自生した

【エビネとは】

・低地の山林や竹林など薄暗い場所に自生するランの仲間。地下に広がる根に節が多く、その様子がちょうど海老の背中に見えることからエビネと名付けられた。あまり美しいネーミングではないが、スズフリソウと(鈴振草)という古名もある。

 

・開花時期は春で、葉が展開しきる前に細長い花茎が伸びて、小さな花が8~15輪集まって画像のような穂状の花を形作る。花がほぼ水平に鳥が飛び立つような優雅な花の様子が好まれ、日本庭園にも使われる。

 

・葉は大きな楕円形で、縦皺が入る特徴を持つ。葉の裏は短い毛で覆われている。

 

・かつては都市近郊の低山でも自生が見られたが、人気の高まりと共に掘り尽くされた。

 

【開花季節】

・4~5月

 

【花の色】

・淡い褐色(薄いピンク)が基本だが、種類が多い。

 

【品種】

日本には22種類以上のエビネが自生するとともにそれらが自然に交配した雑種が無数にある。花の色合いは個体によって微妙に異なり、明確に品種として定義するのは難しい。代表的なものは以下のとおり。

 

・アカエビネ

・キリシマエビネ

・ニオイエビネ

・ヤブエビネ

・サルネン(サルメン)エビネ

・ダイダイエビネ

・タカネエビネ 

 

【背丈】

・~40cm