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アキノノゲシ/あきののげし/秋の野芥子

Garden lettuce

アキノノゲシ,開花時期,あきののげし
秋に咲く大形の越年草
あきののげし,開花時期
花が咲くのは晴れた日の日中のみ 
あきののげし,植物
花の直径は2センチほど
秋のノゲシ
次々に咲くが夕方には萎む
葉っぱ
葉柄の基部はハルノノゲシと違って茎を抱くようにはならない
アキノノゲシ
花が終わると総苞が膨らむ
種子
果実は白い冠毛を生じる
あきののげし,アキノノゲシ
晩秋の様子

 

【アキノノゲシとは】

・北海道~沖縄の各地に分布するキク科の1~2年草。原産地は東南アジアだが縄文時代には日本へ渡来し、野原や空き地などで普通に見られる。春に咲くノゲシ(ハルノノゲシ)に似るが、秋に花が咲くためアキノノゲシと呼ばれる。

 

・アキノノゲシの開花は晩夏~秋。頂部で分岐した花茎に、直径2センチほどの花が複数、円錐状に集まって上向きに咲く。キク科の花には、中央部に咲く筒状花と周辺部に咲く舌状花からなるものが多いが、本種は舌状花のみが平らに開く。

 

・花の基部にある総苞は長さ1センチほどの円柱状で、花が終わると画像のように下部が膨れて瓶のようになる。果実は黒色で、長さ8ミリほどの綿毛を生じる。種子を蒔けば増えるが、繁殖力が高いため庭植えには向かない。

 

・葉は長さ10~25センチの長楕円形で形は様々。上部の葉は細くて切れ込みのないものが多いが、下部の葉は縁が逆向きの羽根状に裂けて先端が尖る。質は柔らかく無毛。葉は茎から互い違いに生じ、ちぎると乳液を生じる。

 

・太い茎は無毛で直立し、草丈は最大2mにも達するためよく目立つが、冬季は根生葉のみのロゼット形になって越冬する。

 

・アキノノゲシはレタスの仲間であり、アク抜きした若い芽や若葉は油炒めなどにして食べることができる。古い時代は飢饉を救う救荒植物とされ、食べれば不眠に効果があるとされる。

 

【アキノノゲシの品種】

・ホソバアキノノゲシ

 名前のとおり葉の幅が狭い品種で、縁の切れ込みもない。

 

【アキノノゲシに似た草花】

・ハルノノゲシ

アキノノゲシの基本データ

 

【分 類】キク科/アキノノゲシ属

     多年草

【漢 字】秋の田村草

【別 名】

【学 名】Lactuca indica

【英 名】Garden lettuce

     Lettuce

【開花期】8~11月

【花の色】淡い黄色

【草 丈】~200cm

 

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