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カノコリ/かのこゆり/鹿の子百合

Showy lily

かのこゆり,花
純白の花弁に鮮やかな模様が入る
Speciosum lily
蕾の様子
カノコユリ,特徴
冬季の様子(空になった果実の中にキリギリスらしき虫が・・・)

【カノコユリとは】

・四国や九州に自生するユリの仲間。花弁にある斑点模様をカゴノキと同じように子鹿の柄に見立て、「鹿の子百合」と命名された。古くから観賞用として普及し、10を超える園芸品種がある。別名はドヨウユリ、タナバタユリ、カラユリ、ススユリなど。日本以外では台湾に自生が見られる。

 

・学名はLilium speciosum は、名付け親のツンベルクがこの花に惚れ込んだことに由来し、「見栄えがする百合」を意味する。日本人のみならずヨーロッパでも人気を誇り、19世紀にシーボルトが日本から持ち帰った球根は高値で取引された。

 

・開花は7~9月で長く伸びた花茎の先に5~20輪の花をまとめて咲かせる。花は画像のように少し斜め下を向いて咲くのが特徴。花弁は6枚で極端に反り返り、雌雄それぞれのシベが突き出す。雄しべの先端にある葯は赤褐色になるのが普通だが、黄色やオレンジになるものもある。

 

・花の後には果実ができやすく、種子を蒔けば発芽する。良く育った球根はユリの中ではヤマユリに次ぐ大きさになる。

 

・カノコユリの自生種には白い花が咲くシロカノコユリ(=タメモトユリ、シラタマユリ)がある。園芸品種の花色は様々であり、花弁に黄緑色の模様や黒褐色の斑点が入るもの等が知られる。

 

【開花時期】

・7~9月

 

【花の色】

・白地に様々な色形の模様が入る

  

【背丈】

・50~150cm

 

【カノコユリに似ている花】

ヤマユリ