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カタクリ(片栗)

Dogtooth violet

山野草 青紫色の花
カタクリの花

【カタクリとは】

・日本各地の山地に分布するユリ科の多年草。雪解けのすぐのちに咲く幻想的な花、そして立夏の頃には地上部が消え去る儚さが魅力で、青紫系の花を咲かせる代表的な山野草といえる。北海道や本州北中部など寒冷な地方ほど群生地が多く、花の時期には観光名所となる。

 

・地方によっては万葉時代のまま、傾いた篭を意味するカタカゴ、あるいはカタコ、カタゴ、カタガコなどと呼ぶ。ユリイモ、ホウホケキョ、ゲンゴバなどの別名もある。

 

・デンプンを多く含む多肉質の根茎が片栗粉の原料になることで知られるが、残念ながら市販される片栗粉の多くはカタクリではなく、ジャガイモから作られるまったくの別物。カタクリのデンプンは民間療法において薬用に使われ、湿疹、切り傷などの外用薬にしたり、くず湯状にしたものを飲用したりして滋養強壮に使った。

 

・花は早春に地上から伸びた茎の先に一輪ずつぶら下がる。色は淡い紫色、花弁は6枚で外側へ反り返る。花の後には袋に入った果実ができ、やがてその重みで茎ごと倒れる。

 

・花が咲く株の葉は通常二枚あり、楕円形で柄が長い。表面に紫がかった模様(斑紋)があるのが特徴。開花前の早い時期には、これを茹でて食べることができる。花もサラダや御浸しにして食べることができる。

 

【開花時期】

・4~6月

 

【花の色】

・淡い紫色

  

【背丈】

・~20cm

 

【品種】

・キバナカタクリ

 北アメリカを原産とする種で、黄色い花を咲かせ、葉に白と紫の模様が入る。