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カリガネソウ/かりがねそう/雁金草

Kariganesou/Bluebeard Blue Spirea

カリガネソウ,花
花は綺麗だが特有の臭いがある
かりがねそう,葉
葉の様子 斑入りの品種もある
かりがねそう,葉
葉には長めの柄がある(裏面の様子)
雁金草,画像
草丈は高く、1mほどに
雁金草の花,画像
雄しべは4個 花筒の下にある萼は小さい
かりがねそう,開花
花は雁、帆掛船、山鳥に見立てられる
カリガネソウ,青い花の野草
花序(花の集り)は大きな円を描く
種子
果実の様子
帆掛草,山鳥草,茎
茎の断面は四角形 直立するが上方で分岐する

【カリガネソウとは】

・沖縄を除く日本各地に分布するシソ科カリガネソウ属の多年草。山野の林縁や野原に自生し、特に谷間などの半日陰地に多い。

 

・清涼感のある花は秋の訪れを告げる風物詩だが、株全体に強い異臭があり、触れると臭いという欠点がある。日本以外では朝鮮半島と中国に分布。

 

・「雁金」はカモ科の鳥であるガンの別名で、長く突き出るシベの様子を、ガンが空飛ぶ様子に見立てたことからカリガネソウと名付けられた。別名はホカケソウ(帆掛草)、ヤマドリソウ(山鳥草)で、これも花の様子を帆掛け船や尾の長い山鳥に見立てたもの。

 

・開花は晩夏~初秋で、葉の脇から伸びた花茎に10輪前後が大きな円を描くように咲く。花は唇形で、上唇はさらに二つに、下唇は三つに裂けるため、花弁が5枚あるように見える。花の色や大きさは環境による変異が大きい。

 

・花は、長く突き出す弓状のシベと下唇中央部分にある斑点模様が特徴的で、これらによって虫をおびき寄せ、その背中に花粉をつける構造となっている。

 

・花の後にできる果実には4つの種子がきっちりと納まる。種子に綿毛や翼はなく、黒褐色に熟すとそのまま果皮から落下する。

 

・カリガネソウの葉は長さ8~13センチ、幅4~8センチくらい。茎から対になって生じる広い卵形で、先端は尖り、縁にはギザギザがある。茎や葉は全体に柔らかで、季節がら開花期に台風で倒れることも多い。

 

【カリガネソウの開花時期】

・8~9月

 

【カリガネソウの花の色】

・青紫(濃淡あり)

  

【草丈】

・60~100cm

 

【カリガネソウに似た花】

ツリガネニンジン

・イワシャジン

ツユクサ

 

【カリガネソウの品種】

・斑入りカリガネソウ

 葉に白い模様が入る品種。「スノーフェアリー」として流通する。