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チョウセンマキ/ちょうせんまき/朝鮮槙

Tyousenn Maki tree

ちょうせんまき,朝鮮槙,特徴
マキににるが、イヌガヤの変種
チョウセンマキ,ちょうせんまき,庭木
葉は長さ1センチ程度(中心部は冬芽)
ちょうせんまき,庭木
新芽の様子
ちょうせんまき
新芽の様子
ちょうせんまき 植木
花や実はごく稀 この姿自体を鑑賞する
朝鮮榧,朝鮮槙,ちょうせんまき
徒に刈り込むと樹形が乱れ・・・
ちょうせんまき,特徴,先祖返り
イヌガヤのような葉(左側)が生じる
tyousennmaki
枝の様子~葉の跡は螺旋状になっている
チョウセンマキ 植木
幹の様子~背丈は3m以下におさまる

【チョウセンマキとは】

・生垣や切り花に使われる常緑低木。イヌガヤの変種から作り出された園芸品であり、日本の野山はもとより朝鮮半島にも自生はない。「朝鮮~」と冠するのはかつて韓国産と誤認されていたことによるもので、日本固有の栽培品種である。

 

・葉がイヌマキラカンマキに似ているとしてマキと名付けられているが、これらとの関係はない。また、葉は柔らかく、カヤのようにチクチクすることはない。

 

・写真のように葉が螺旋状に発生するのが特徴であり、イヌガヤやマキなどとは根本的に異なる。強い刈り込みをした後などには、いわゆる先祖返りして、原種であるイヌガヤのような葉を発生する。

 

・開花、結実は難しく、カヤやマキなどのように実を楽しむことはできない。

 

【チョウセンマキの育て方のポイント】

・イヌガヤのように背丈が大きくならないため、一般家庭でも管理しやすい。

 

・半日陰程度なら問題なく育つ。

 

・丈夫で風に強いため生垣などの刈り込みに使われることもあるが、枝の出方は粗いため、細かな形状に仕立てるのは向かない。むしろ、自然樹形をいかし、エキゾチックな雰囲気にするのがお勧め。ただし、樹形は独特であり、他の庭木とは馴染みにくい。

チョウセンマキの基本データ

 

【分類】イヌガヤ科 イヌガヤ属

    常緑針葉 中高木

【漢字】朝鮮槙(ちょうせんまき)

【別名】チョウセンガヤ

【学名】Cephalotaxus

    harringtonia f.

    fastigiata

【英名】Tyousenn Maki tree

【成長】遅い

【移植】やや難しい

【高さ】2m~3m

【用途】垣根/公園/生け花

【値段】1800円~

 

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