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エゾユズリハ(蝦夷譲葉)
Ezo yuzuriha




【エゾユズリハとは】
・北海道に見られるユズリハという意味合いで名付けられたユズリハの一種だが、本州の日本海側にも自生が見られる。
・一本の幹で、比較的大きく育つユズリハとは異なり、複数の幹が株立ち状に育つ。これは豪雪地帯に対応するためと考えられ、樹高は3m程度にしかならない。また、枝がしなやかで雪の重みに耐える。
・ユズリハに比べて管理しやすいため、積雪地帯以外でも公園などに植樹されることがある。また、積雪地帯ではユズリハの代用として正月飾りに使われる。
・葉はユズリハよりやや小さくて薄い。5月ころに写真のような花が咲き、秋になると黒い実ができる。
【育て方のポイント】
・ユズリハよりも寒さに強く、比較的暗い場所でも育てることができる。ただし暗い場所では枝葉が間延びしやすい。
・暑さにはやや弱く、植栽の適地は中部以北となる。
・枝葉が大型で見た目がすっきりしているため剪定もしやすいが、それほど手をかけるような木ではない。半ば放任気味に育て、数年に一度、株元で枝を切って更新すれば樹勢を維持できる。
【類似種】 ユズリハ
エゾユズリハの基本データ
【分類】ユズリハ科/ユズリハ属
常緑広葉/低木
【学名】Daphniphyllum macropodum
Miq. var. humile
【別名】エゾユズ/ヒナユズリハ
【成長】やや早い
【移植】普通
【高さ】1m~3m
【用途】公園
【値段】500円~