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シュウメイギク(秋明菊)

シュウメイギクの花
英名はジャパニーズ・アネモネだが中国生まれ

【シュウメイギクとは】

・中国湖北省を原産とする多年草。花がキクに似るとして名付けられたがキクの仲間ではなくアネモネの仲間であり、キンポウゲ科イチリンソウ属に属す。古い時代に日本へ渡来し、和風庭園や寺院などで観賞用に育てられていたものが人の手によって広まり、現在では本州、四国及び九州の山野や路傍で野生化している。

 

・開花は秋で、紅紫色あるいは白色の花を直立させる。草丈が高いため風に揺れ、その姿は人目を惹く。花の直径は5センチほどで、花弁のように見える「萼片」が20枚程度ある。外側の萼片は緑色だが内側の萼片は花弁のように色づいて美しい。茶花に使われる一重の白花種は、本種とタイワンシュウメイギクを交配させ、イギリスで作出されたもの。

 

・原種のシュウメイギクは結実するが、日本のシュウメイギクは結実せず、地下茎を伸ばすことで増殖している。

 

・シュウメイギクという名前について牧野富太郎は「秋に開花し、爽やかに見える」ためとしている。別名には秋牡丹、秋芍薬、観音菊、貴船菊(京都の貴船山に多かったことから)などがあり、漢字表記は秋明菊のほか、秋冥菊、秋名菊がある。

 

【開花時期】

・9月~11月

 

【花の色】

・紅紫/白

 

【背丈】

・~80cm