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サワギキョウ/さわぎきょう/沢桔梗
【サワギキョウとは】
・山の湿地や沢沿いに見られるキキョウ科ミゾカクシ属の多年草で、北海道から九州の各地に分布する。園芸店では「ロベリア」の名で販売されることがある。
・キキョウの倍近くの草丈になり、茎の先端に咲く花もキキョウとは著しく異なる穂状だが、同じように青紫色の花が咲くことでサワギキョウと命名された。花の形状はキキョウよりも同属のミゾカクシに近い。
・葉と茎はキキョウに似る。茎は中空で枝分かれはほぼなく、湿地の中に直立するように育つ。葉は長さ5~7センチほどの暗い緑色で、シワシワが多いものの、表面には光沢がある。茎から互い違いに生じる。
・若菜が食用、薬用になるキキョウと違い、サワギキョウは全草に有毒成分(塩酸ロベリン)を含むため、取扱いには注意する必要がある。
【サワギキョウの品種】
・ベニバナサワギキョウ
北アメリカを原産とする近縁種。文字どおり赤い花を咲かせ、草丈は120センチを超える。別名アメリカサワギキョウ。
サワギキョウの基本データ
【分 類】キキョウ科/ミゾカクシ属
多年草
【漢 字】沢桔梗(さわぎきょう)
【別 名】ロベリア
【学 名】Lobelia sessilifolia
【英 名】Cardinal flower
【開花期】8~9月
【花の色】青紫色
【草 丈】~100cm