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イイギリ(飯桐)

iigiri tree

ナンテンギリ,実
実がナンテンに似るとしてナンテンギリ(南天桐)ともいう
イイギリ 樹木図鑑 画像
葉は20センチを超える大型
イイギリ 樹木 特徴
枝は縦横に広がるため、狭い庭には向かない
イイギリ 庭木図鑑 画像
花は葉陰にひっそりと咲く
イイギリの花 画像
雄花も雌花も黄色くて目立たない
ブドウみたいな木の実 何
でき始めはまさにブドウのよう
イイギリ,赤い実
葉があるうちはあまり目立たないが・・・
ナンテンギリ 画像
落葉後は、むき出しになる。しかし・・・
イイギリの実,赤い実
鳥や風に落とされることも多い
イイギリの樹皮 画像
樹皮自体は白っぽいが、赤い点(皮目)ができる
いいぎり 材木
材は軽量で、キリの代用として下駄や箱に使われる

【イイギリとは】

・本州、四国、九州及び沖縄の山地に自生するイイギリ科イイギリ属の落葉広葉樹。日本以外でも広く東南アジアの山林中に見られる。木の姿がノウゼンカズカ科のキリに似ていること、大きな葉が昔、食器代わりに飯(おこわ)を包むのに使われたことから、イイギリ(飯桐)と名付けられた。

 

・葉が大きいことに加え、枝が横へ広がり、直径1mを超すような大木になる。成長も早いため、夏に木陰を作る目的で人が集まる公園などに使われることが多い。

 

・葉は枝から互い違いに生じ、直径20センチほどになるがキリのようなビロード状にはならない。葉の付け根には葉と同じくらい長い柄があり、その表面は赤みを帯びる。秋には黄葉するが、暖地ではあまり綺麗にならず、その期間も短い。

 

・雌雄異株で、4~5月になると雌の木には雌花が、雄の木には雄花が咲く。花は直径1センチほどの黄緑色で、花弁はない。たくさんの花が房状に集まって垂れ下がるが、葉っぱの陰にできる上、木の高い場所で咲くため、ほとんど目立たない。

 

・秋(11月ころ)になると雌の木にはブドウのような直径1センチほどの赤い実が垂れ下がる。落葉後も長期間、枝に残り、これを狙って小鳥が集まる。この実がナンテンに似ていることから、別名をナンテンギリという。ちなみにナンテンと同様に白い実の品種もある。

 

・樹皮は画像のように灰白色でキリに似るが、赤い斑点があるのが特徴。器具や下駄に使われることもあるが、キリほどには重宝されず、薪にして使われることも。

 

【育て方のポイント】 

・枝が四方八方に伸び、下枝はなくなりやすい。剪定を好まないため形を整えにくく、狭い庭には不向き。公園や公共施設など広いスペースのある場所に植えたい。

 

・日当たりの良い、肥沃な土地を好むが、土質はあまり選ばずに育つ。

 

・病害虫には比較的強いが、稀に、さび病の発生が見られる。

 

【似ている木】

 

アオギリ

 東南アジアを原産とする落葉樹。イイギリの葉はハート形だが、アオギリの葉は、イイギリより大きく、なおかつ3~5烈する。アオギリは枝や幹が緑色であり、容易に見分けられる。名前が似ているだけで姿形は相当異なる。

 

・エチオピアグーズベリー

 アフリカを原産とするイイギリの仲間。実を生で食べられるため、観葉植物として人気が高い。「ラブリーアップル」というニックネームで流通している。同じような観葉植物に「アビシニアン・グーズベリー」がある。

イイギリの特徴的な葉っぱは、デザインにも使用される

イイギリの基本データ

 

【分類】イイギリ科 イイギリ属

    落葉広葉 高木 

【学名】Idesia polycarpa

【別名】ナンテンギリ(南天桐)

    トウセンダンイギリ

    イヌギリ

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】10m~20m 

【用途】公園/街路樹/工場/生け花

【値段】1500円~