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ブーゲンビレア/ぶーげんびれあ
Bougainvillea
【ブーゲンビレアとは】
・ブラジルなどの中南米を原産とし蔓性となる、オシロイバナ科イカダカズラ属10数種類の総称。色鮮やかな花が年に何度も咲くため、観賞用として世界各地に植えられる。名前は本種を発見したフランスの探検家ブーゲンビル(ブーガンビル)にちなみ、日本ではブーゲンビリアとも呼ぶ。
・花弁のように見えるのは「苞」であり、本当の花は3つの苞に囲まれた中に咲く。クリーム色の筒状で花弁はなく、先端が5~6つに裂ける。
・苞は品種によって、ピンク、白、紅紫、オレンジ、クリーム色などになり、大きさや形にもバリエーションがあるが、通常は長さ2.5センチのハート型になる。花は4月以降ほぼ一年中咲いているが、夏季が最も多い。
・葉は楕円形あるいは卵形で先端が尖る。縁にギザギザはなく、表面には光沢があり、ツルから互い違いに生じる。茎には曲がったトゲがまばらにある。
【育て方のポイント】
・南国のイメージが強いが、霜が降りなければ戸外でも生育できる。
・乾燥気味の日なたを好み、日陰では花が咲かない。また、養分や水分が過剰な場合も花つきが悪くなる。
・病害虫に強いが、風通しの悪い場所では稀にアブラムシが発生する。
・蔓性であり通常はトレリスや棚などにして管理するが、刈り込みを重ねるとやがては樹木のように自立する。
【ブーゲンビレアの品種】
・苞の色形の違い以外にも、八重咲きになるものや葉に模様の入るものなど、数多くの品種がある。
ブーゲンビレアの基本データ
【分類】オシロイバナ科 イカダカズラ属
常緑つる性植物
【学名】Bougainvillea
【別名】イカダカズラ(筏葛)
ハナイカダカズラ
ココノエカズラ
テリハイカダカズラ
ブーゲンカズラ
【成長】やや早い
【移植】挿し木で増やすのが一般的
【高さ】0.5m~5m
【用途】公園/棚/鉢植え
【値段】1200円~