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トケイソウ/とけいそう/時計草

Passion flower

時計草,育て方
花言葉は「聖なる愛」など
パッションフルーツ
巻きひげを出し、木や物に絡みついて育つ
とけいそう,特徴
葉は手のひら型で付け根には「托葉」を持つのが特徴
トケイソウの葉
成葉は濃緑色になる
時計草,画像
巻きひげと蕾と葉
開花時期,とけいそう
開花は5~10月で、品種によって異なる
Passion flower
トケイソウの蕾
気味が悪い
作りこまれた花は「気持ち悪い」という人も・・・
とけいそう
枝分かれが多く、葉は鬱蒼とする
蔓性植物
蔓の様子

【トケイソウとは】

・南米、オーストラリアなどを原産とする常緑の蔓性植物。花が文字盤のある時計のような形態になることから時計草と命名された。現代風な花にも見えるが日本へ渡来したのは意外に古い1723年で、オランダから入ってきた。

 

・別名はボロンカズラ(梵論葛)で、こちらは花を梵論子(ぼろんじ=虚無僧の原形)に見立てたもの。英名のパッションフラワーは花の様子を十字架に張り付けられたキリストに擬えたもので、パッションは情熱ではなく「受難」を意味する。

 

・成長は旺盛で、緑色をした細い蔓が巻きひげを出し、他の植物に絡みながら伸長する。蔓は分岐が多く、葉が繁茂しやすいため緑のカーテンにも使われる。葉は手のひら状で5~7つに深く裂け、長めの柄があり、葉の付け根には目立った托葉がある。

 

・開花は不定期だが5~10月に咲くことが多い。花は直径6~10センチほどで微香がある。複雑なデザインだが、3枚の苞、5枚の萼片、5枚の花弁、そして雌雄のシベからなる。雌しべは1本だが、先端は三つに分かれて膨らんでいる。色の組み合わせや形状は品種によって多様。

 

・花の後には球形あるいは楕円形の果実ができ、黄色~紫を帯びた褐色に熟す。より大きな果実がなるクダモノトケイソウはパッションフルーツとして知られ、ジュースなどに使われる。

 

【育て方のポイント】

・南米原産だが関東以西であれば屋外でも育てられる。ただし耐寒性は品種によって異なる。

 

・耐寒性のある品種でも寒風の吹き込む場所は避け、敷き藁などをして越冬対策をした方がよい。

 

・夏場に葉が鬱蒼として風通しが悪くなると、アブラムシなどの被害に遭って見苦しくなる。また、放任すると蔓が複雑に絡み合って収拾のつかない状態になることもある。適宜、ツルを切り戻す必要がある。

 

【トケイソウの品種】

・ベニバナトケイソウ

 花にピンク色が入る品種

 

・フイリトケイソウ

 葉に白い模様が入る品種

 

トケイソウの基本データ

【分類】トケイソウ科 トケイソウ属

    常緑つる性 

【学名】Passiflora

【別名】ボロンジカズラ

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】3m~6m

【用途】フェンス/トレリス/緑のカーテン

【値段】500円~