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ツキヌキニンドウ/つきぬきにんどう
Trumpet honeysuckle
【ツキヌキニンドウとは】
・北アメリカの東部及び南部を原産とする半常緑(あるいは常緑)つる性植物。日本に来たのは明治初年で今日では鉢や切花などにも広く使われる。
・一度聞いたら忘れられない「ツキヌキ」という和名の由来は、画像でよく分かるように、花に近い葉の基部が癒合し、花が葉を突き抜いて咲いているかのように見えることから。ちなみに「ニンドウ」は「忍冬」で、冬の寒さに耐えて葉の緑を保つことからきている。
・スイカズラの仲間だが、花にスイカズラほどの香りはなく、蜜もない。しかし、原産地では蜂雀が花に集まるという。オレンジ&紅の花が一般的だが、黄色や深紅の花が咲く品種もある。
・人工授粉をすれば、10月頃に球形の赤い果実ができる。
【育て方のポイント】
・日向であれば土質を選ばずに育ち、ツルはよく伸長する。
・他のツル性植物よりもツルは細く、勢いも弱いため、強度の剪定は枯れの原因となる。
ツキヌキニンドウの基本データ
【分類】スイカズラ科 スイカズラ属
半常緑つる性広葉低木
【学名】Lonicera sempervirens
【別名】ツキヌキ/ロニセラ
トランペット・ハニーサックル
【成長】やや早い
【移植】難しい
【高さ】─
【用途】トレリス/フェンス
【値段】1200円~