クリ/くり/栗

Chestnut tree

栗の木,庭に
イガが落ちれば、食べ頃
栗の木,特徴,くり
クリの冬芽
栗の木の葉っぱ
新葉の様子(赤いのはクリタマバチの虫こぶ)
栗の花,画像,くり
葉の展開が一段落すると、雄花(蕾)が垂れ下がる
栗の花,匂い,時期
花の時期の様子
栗の花の匂い,初夏,時期,開花
独特の匂いを放つ栗の花 垂れ下がるのは雄花で、雌花は目立たない
栗の花,雌雄,くり
雄花の様子
栗の葉っぱ,クリ
成葉の様子
栗の木,画像
晩夏にはイガイガが目立ち始める
栗,種類,特徴
大きさや収穫時期は品種によって異なる
栗の紅葉,くり,黄葉
葉はクヌギに似る 条件がよければ綺麗に黄葉する
栗の木の紅葉
クヌギと同じように縁にはトゲがある
栗の葉っぱ,枯れる,画像
葉は晩秋になっても枝に残る
Chestnut tree,picture.Japan
クリの樹皮には縦に裂け目が入る
クリ,幹
大木の樹皮の様子(日光植物園)

【クリとは】

・北海道南部から九州までの広い範囲に自生するブナ科の落葉樹。秋の味覚を代表する果樹であり、その名は「古事記」にも登場するほど昔から食用されてきた。

 

・奈良、平安時代には米や麦などとともに常食されたほどだが、現在われわれが口にするのはほとんどが外国産あるいは園芸品種であり、野生のクリはシバグリあるいはヤマグリと呼んで区別する。

 

・病害虫の関係から国内で栽培される栗はほとんどが国産のものとなっており、園芸品種としては丹波栗が特に知られる。食用として扱われる海外産のクリでは、「マロングラッセ」で知られるヨーロッパグリや「天津甘栗」で知られる中国栗などが有名。

 

・栗の食べ頃は、イガが枝から落下したときで、落ちるのは実が熟した証拠。通常、イガの中には2~3個の実が入っている。御存知のとおりトゲトゲの実だが、リスやムササビなどの野生動物もこれを好んで食べる。

 

・名前の由来は諸説あるが、実の皮が黒っぽい色をしていることから「クロ」→「クリ」と呼ばれるようになったという説が代表的なもの。

 

・クリの葉は枝から互い違いに生じ、長さ8~15センチ、幅3~4センチほどの細長い楕円形になる。葉の縁には細かなトゲがあるが、よく似たクヌギの葉とは、その色合いが異なる。クリの葉の棘は緑色で、クヌギの葉は先端の色が抜けている。

 

・初夏(6~7月)に咲く花は、雄花が長く垂れ下がり、独特の匂いを放つ。雌花は花の付け根にあり、あまり目立たない。

 

・クリの最大で高さ20m、直径1mほどになるが、その材には程良い硬さがあり、防腐剤を使わなくても水に強くて腐りにくいことや、割れにくいことから、枕木や船の材料、家具や浴室の板として使われ、縄文時代に建築物の基礎に使われたことが、三内丸山遺跡などによって証明されている。耐久性の高さはタンニンに由来し、クリの樹皮は染料や皮なめしに使われる。

 

【育て方のポイント】

・日本の栗の栽培適地は関東以西の温暖な地方。寒すぎると胴枯病に、暑すぎるとカミキリムシの被害に遭いやすい。

 

・日当たりと水はけのよい場所を好む。

 

・一本植えでは受粉しにくい(=実がなりにくい)ため、種類の異なるものを複数植えるのが基本。

 

・大木となるため相応のスペースが必要。狭い場所で育てる場合は「シダレグリ仕立て」と呼ばれる方法で剪定する。

 

【クリに似ている木】

・クリに似た葉を持つ木にはクヌギアベマキなどがある。実を見なくてもクヌギとクリを見分ける方法は以下のとおり。

栗の木とクヌギの木の違い,見分け
クリの葉のギザギザは緑色
クヌギの木と栗の木のポイント
クヌギの葉のギザギザは色が抜けて白っぽい

クリの基本データ

 

【分類】ブナ科 クリ属

    落葉広葉 高木

【学名】Castanea crenata

【別名】シバグリ/ヤマグリ

【成長】早い

【移植】困難

【高さ】15~20m

【用途】果樹

【値段】1000円~