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イタヤカエデ/いたやかえで/板屋楓

Itaya kaede

イタヤカエデ 黄葉
日本で最も大きくなるカエデ
いたやかえで,樹木
イタヤカエデの冬芽
いたやかえで,新芽
イタヤカエデの新葉
itayakaede
カエデらしくない派手な花を咲かせる
イタヤカエデ,いたやかえで,種
花の後には画像のような実ができ始める
板屋,板谷,楓,いたやかえで
葉の様子(初夏) 直径は5~10センチ
イタヤカエデ 葉っぱ
葉が屋根用の板に似るとして名付けられた(初夏の様子) 
葉が大きいモミジ,いたやかえで
成葉の様子
いたやかえで 樹形
大振りであるがために、いい加減に剪定されることが多い
板谷楓,種子,画像,いたやかえで
イタヤカエデの種
いたやかえで,紅葉
黄葉の様子
イタヤカエデ,いたやかえで,紅葉
暖地では十分に色づく前に落葉する
イタヤカエデ 樹形
真冬の様子
板谷楓,いたやかえで,樹皮
樹皮は暗褐色で、古木では裂け目が入る

【イタヤカエデとは】

・北海道から九州まで日本の広い範囲に分布するカエデの仲間。東北や北海道など寒い地方の山地に多い。大きな五角形の葉が空を覆う様子を、板葺きの屋根に見立ててイタヤカエデと名付けられた。アジア大陸の東北部や朝鮮半島にも自生が見られる。

 

・秋に葉が黄色くなるカエデの代表だが、別名「トキワカエデ(常磐楓)」のとおり基本的には秋季も緑色の葉を保ち、落葉直前のみ黄葉(稀に紅葉)する。寒冷地ではキレイに紅葉するが、街中ではその大きさゆえに無残に剪定されているものが多い。

 

・イタヤカエデは生育地が広いため環境による変種が多い。葉の形は地方や樹齢によって異なるが、基本的には、ほぼ円形で4つか6つに浅く裂け、先端が尖り、葉の縁にギザギザがないのが特徴。カエデの中では最も分厚い葉を持つ。

 

・カエデの仲間としては花が目立つ樹種で、4~5月頃の芽出し前、枝いっぱいに黄緑色の花を房状に咲かせる。花には雌雄があるが一つの花序に雌雄が混じって開花する。花が目立つため「ハナカエデ」や「ハナノキ」と呼ぶ地方もあるが、本種とは別にハナノキというカエデの仲間があってややこしい。花の後にできる果実は2個に分かれ、それぞれに2枚の羽根があり、10月頃に成熟する。

 

・カエデの仲間では最も大きく育ち、材が白くて美しいことや弾力性に富むことから建材、フローリング、家具、楽器(ピアノなど)、バット、こけし、スキー板などに使われる。カエデとして流通する木材のほとんどはイタヤカエデ。

 

・早春、幹に傷を付け、サトウカエデなどと同様に甘いシロップ(カエデ糖)を採取することができる。この樹液は煙草の香料にも使われる。

 

【育て方のポイント】 

・肥沃な土地を好むものの、丈夫な性質を持ち、あまり環境を選ばずに育つ。

 

・成長が早く、巨木になりやすい。直径1mに達するものも見られる。このため大胆に剪定されることが多いが、夏場に大枝を切ると枯れこみやすい。

 

【イタヤカエデの品種】

・オニイタヤ、アカイタヤ(ベニイタヤ)、エゾイタヤ、イトマキイタヤ、エンコウカエデ、ウラゲエンコウカエデ、ウラジロイタヤ、双子山、秋風錦、常盤錦など多数。

イタヤカエデ,べにいたやかえで,紅葉
ベニイタヤカエデ
イタヤカエデ 品種 種類
エンコウカエデ
鬼イタヤカエデ,おにいたや
オニイタヤカエデ

イタヤカエデの基本データ

 

【分類】ムクロジ科 カエデ属

    落葉広葉 高木 

【学名】Acer pictum

【別名】トキワカエデ/ハナノキ

    エゾイタヤ/マイタヤ

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】15m~20m 

【用途】公園

【値段】2000円~