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アズキナシ(小豆梨)

Mountain Ash

ハカリノメ 雑木 実
外見はアズキ、中身はナシに似るアズキナシの実
アズキナシ ハカリノメ
冬芽の様子
azukinashi ha
若葉と蕾の様子
アズキナシの花 画像 開花時期
花は初夏(5~6月)に咲く
ハカリノメ 花
花は五弁で、蕊が目立つ
アズキナシ 葉っぱ 特徴
名前の由来となる、測りのような新葉
アズキナシの木の葉
葉が開ききると「測りの目」は分かりにくくなる
小豆梨 木 特徴
条件が良ければ高さは15~20mになる
ハカリノメ 実
実は真っ赤にはならず、くすんだ朱色
Mountain Ash,tree
黄葉の様子
ハカリノメ 紅葉
黄葉の綺麗な期間は短い
ハカリノメ 樹木
落葉期の様子
あずきなし 幹
アズキナシの樹皮はザラザラする

【アズキナシとは】

・北海道から九州の広い範囲に自生するバラ科アズキナシ属の落葉樹。端整な樹形、清楚な花、秋にできる赤い実など観賞性が高いため、雑木の庭に好んで使われるようになり、密かな人気がある。

 

・10月頃できる赤い実がアズキに似ており、ナシと同じような「石細胞」を持つことからアズキナシと名付けられた。赤い実はナナカマドに似た雰囲気を持つが、球形ではなく楕円形になっている。いわゆる雑木の中で赤い実がなるものはいろいろとあるが、アズキナシがもっとも育てやすい。

 

・開花は5~6月で、直径1~1.5センチほどの花が多数集まって咲く。花弁は5枚あり、シベが長く突き出るのが特徴。

 

・葉は長さは5~10センチで先端が尖り、縁にはギザギザが目立つ。また、葉脈が規則正しく並ぶのが特徴で、その様子を「測りの目(定規)」に見立て、別名を「ハカリノメ」という(同じように規則的に並ぶ、小枝の白い皮目を由来とするもあり)。東北地方以北ではカタスギと呼ぶ。

 

・アズキナシの樹皮は染料に、材は建築、家具、道具の柄、器具などに用いられる。緻密で割れにくく木目も美しい良材だが、流通量が少なくあまり一般的ではない。

 

【育て方のポイント】

・基本的には病害虫の被害が少なく、丈夫で育てやすい木とされるが、アブラムシが発生し、葉が汚らしくなることもある。、

 

・若い木には花も実もつかないため、ある程度成長を待つ必要がある。

 

・寒冷地を好み、町中ではそれほど大きくならないため管理しやすい。北海道では平野部でも健康的に育つ。

 

・あまり場所を選ばずに育つが、西日にはやや弱い。

 

・自然樹形を楽しむものであり、剪定には向いていないが、高木となるため、狭い庭では定期的に剪定する必要がある。よって剪定にはセンスと技術が必要になる。

 

【品種、類似種との見分け方】

・同じナナカマド科のウラジロノキに似るが、ウラジロノキは文字どおり葉の裏が白い(綿毛で覆われている)のに対し、アズキナシは裏が白くない。

 

・アズキナシにはオクシモアズキナシやフギレアズキナシといった品種がある。

アズキナシの基本データ

 

【分類】バラ科/アズキナシ属

    落葉広葉/高木

【学名】Aria alnifolia

【別名】ハカリノメ(秤目)/ヤマナシ

    カタスギ

【成長】早い 

【移植】ふつう 

【高さ】5m~20m

【用途】花木/シンボルツリー

【値段】500円~