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アキニレ/あきにれ

漢字表記:秋楡(あきにれ)

別  名:ヤマニレ/イシゲヤキ

     カワラゲヤキ/ニレケヤキ 

学  名:Ulmus parvifolia

英  名:Chinese elm

秋楡 画像
材が硬く、樹姿がケヤキに似るためイシゲヤキともいう
秋楡,あきにれ,樹木,特徴
アキニレの冬芽は地味で目立たない
アキニレの木
芽出しの様子
leaf of Chinese elm
アキニレの若葉
秋楡の葉,あきにれ,アキニレ
落葉樹としては厚めの葉になる(夏の様子)
秋楡,あきにれ,樹木図鑑
夏の様子
あきにれ,花
秋に花が咲くためアキニレという
あきにれ,花
花は小さくて目立たない
秋楡の実,あきにれ,画像
食用となる秋楡の実(晩秋の様子)
アキニレ,紅葉,画像
紅葉の様子
Chinese elm,tree
落葉期の様子
秋楡,あきにれ,手入れ
街路樹は大胆に剪定されることが多い
アキニレ,あきにれ,樹皮,画像
樹皮も「石欅」にふさわしい?
Bonsai,Chinese elm
葉が小さいため盆栽にできる
楡の垣根,あきにれ
生垣にも使えるが、高木であり、画像の物はやや強引

【アキニレとは】

・東海地方以西の山野及び川原に自生するニレ科の落葉樹。黄葉の美しさや丈夫な性質を生かし、公園や街路樹として利用されるほか、種子によって拡散したものが自生地以外の荒れ地にも育つ。日本以外では中国南部、台湾及び朝鮮半島に見られる。

 

・葉は長さ3~5センチ、幅2センチほどで先端が尖り、縁にはギザギザ(鋸歯)がある。落葉樹としては肉厚かつ光沢があり、秋の紅葉あるいは黄葉が美しい。枝から互い違いに生じる互生。

 

・単なるニレという木はなく、一般的に「ニレ」という場合、本種ではなくハルニレを示すことが多い。ハルニレの開花、結実が春であるのに対し、本種は秋(9月頃)に開花、結実するためアキニレと呼ばれるようになった。

 

・「ニレ」の語源には、「濡れ」の方言に由来し、樹皮を剥ぐと粘液が生じて幹が濡れたように見えることによるという説、あるいは韓国名の「nulum」に由来するという説がある。 

 

・アキニレの花はクリーム色で、その年に伸びた枝に咲く。雌雄の別がない両性花。直径4ミリほどの釣鐘型で花の先端は四つに裂け、1本の雌しべと4本の雄しべがある。

 

・花の後には乾いた楕円形の果実ができる。種子には膜質の翼があり、風に飛ばされることで繁殖する。

 

・幼木の樹皮は灰褐色だが、年を重ねるにつれて鱗状に剥がれ落ち、画像のような模様ができる。樹皮の様子は個体によって様々で味わい深い。樹高は概してハルニレよりも小さい。

 

・ハルニレは葉が大きくて毛深いが、アキニレは葉が小さくて毛がなく、盆栽として使われることもある。盆栽界ではアキニレを「ニレケヤキ」と呼び、これに対してケヤキを「本ケヤキ」と呼ぶ。

 

 

【アキニレの育て方のポイント】

・自然分布は湿地が多いものの、乾燥や西日にも耐える。潮風や病害虫にも強い。ハルニレよりも暖地向きであり、関東でも植栽できる。

 

ハルニレに比べ剪定に強いが、材質は硬い。葉が小さいため刈り込んで仕上げることもできる。

 

・この種の落葉樹としては成長が比較的遅い。

 

【アキニレの品種】

・ユウゼンニレケヤキ(友禅楡欅)
 春の新葉が明るい黄色になる品種。遠くから見ると黄色い花が咲いているように見えるほど鮮やかだが、次第に緑色に変わる。小さく仕立てて盆栽にすることが多い。 

ゆうぜんけやき,友禅けやき
ユウゼンニレケヤキは新葉がレモンイエローになる
アキニレの品種
ユウゼンニレケヤキの葉

 

【アキニレに似ている木】 

ハルニレ

オヒョウ

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アキニレの基本データ

 

【分類】ニレ科 ニレ属

    落葉広葉 高木

【成長】やや遅い

【移植】ふつう

【高さ】10~15m

【用途】雑木/街路樹/盆栽

    シンボルツリー

【値段】300円~