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アオギリ/あおぎり/青桐

Chinese parasol tree

アオギリの葉っぱ,あおぎり,画像
英語ではパラソルツリーだが、傘になるほど大きくはない
梧桐のふゆめ
冬芽の様子
あおぎり,木
アオギリの新芽は赤みを帯びる
青桐,あおぎり,葉っぱ,特徴
個体によって葉の裂け方は多少異なる
アオギリの葉っぱ
葉の裏面には毛があり、白っぽく見える
青桐の木,葉っぱ,あおぎり
アオギリの葉の裏面の様子
アオギリ 剪定
成長が早いため都会ではこんな感じに剪定されるが・・・
アオギリの花,あおぎり,画像
本来は、こんな感じに育つ(開花期(6~7月)の様子)
青桐 花 時期
房状に、たわわに開花するが、一輪一輪は小さい
Chinese parasol tree,picture
開花時期は、暑さが厳しくなり始めるころ
Chinese parasol tree,seeds
アオギリの実は、花よりも派手に展開する
青桐の木,あおぎり,特徴
一年で最も目立つのは、実がたわわになるこの時期
Chinese parasol tree,fruits
なんとも神秘的な造形に目を疑いたくなる
青桐,あおぎり,実,画像
アオギリの実はコーヒーの代用になるという(冬の様子)
アオギリの紅葉 黄葉
秋に黄葉するがすぐに茶色になる
アオニョロリ,あおぎり,黄葉
秋の様子(中央の木)
あおぎり,樹木
幹は青いというが、普段は特徴のない平凡な幹に見える
青桐の幹,あおぎり,色
雨に濡れた若木の幹を見れば命名に納得する

【アオギリとは】

・沖縄、台湾、中国南部、ベトナム等の亜熱帯を原産とするアオギリ科の落葉樹。奈良時代に日本へ渡来し、伊豆半島、紀伊半島、四国及び九州で野生化した(伊豆半島以西の日本も原産地とする説あり)。現代では庭木、街路樹、公園樹として人為的に植栽されるものもある。

 

・葉がキリに似て、幹が緑色であるためアオギリと呼ばれるが、キリの仲間ではない。漢字表記は「梧桐」(中国名から)あるいは碧梧(へきご)とすることもある。南国風の葉は大人の顔ほどの大きさをした掌状。長い柄があり、浅く3~5つに裂け、裏面には毛が多い。

 

・6~7月になると画像のように花弁のない奇妙な形をした黄色い花が垂れ下がる。一輪一輪は小さいが、円錐状に集まり、開花期には遠目からもよく目立つ。花には蜂が集まり、「アオギリはちみつ」という蜂蜜が市販されている。

 

・花の後には長さ8センチほどの舟型をした果実ができ、皮の縁に1~5個の種子ができる。10月頃に熟せば炒って食べることができる。本種との直接的な関係はないが、チョコレートの原料となるカカオの木は同じアオギリ科に属し、アオギリの実はコーヒーの代用にもなる。

 

・アオギリは幹でも光合成を行うため緑色になっている。樹皮は丈夫であり、織物に使われるが、材にキリほどの需要はない。

 

・枝や幹は直線的であり、樹形に鑑賞価値は乏しいが、葉が大きく木陰を作りやすいことから公園樹や街路樹として使われる。一般家庭においては、枝葉が広がり過ぎないよう、太い幹を途中で切断した「寸胴切り」という形で管理されることが多い。

 

・中国では伝説上の霊鳥「鳳凰」が止まる木とされるとともに、棺を作るのに最良の材とされる。また、いわゆる「桐の紋章」はキリではなく本種をモチーフとしており、歳時記の「桐一葉」も本種を表す。

 

【育て方のポイント】

・基本的には温暖な土地を好み、仙台以北では生育が難しい。日当たりが良い場所なら、劣悪な土質でも育つが、本来は砂質土壌を好む。

 

・切っても切っても芽が出てくることから、コブ状に剪定されることが多い。成長が大変早く、小さな庭において自然な樹形で維持するのは難しく、伐採されることが多い。

 

・大気汚染などの公害や潮風に強く、成長も早いためかつては公園の造成や街路樹に頻繁に使われていたが、ヒメマルカツオブシムシの被害が多く、利用される機会が減ってきた。

 

【アオギリの品種】

・ゴウシュウアオギリ~オーストラリアを原産地とするアオギリの仲間で、赤い花を咲かせる。日本での露地植えは不可能 

青桐の種類,あおぎり
ゴウシュウアオギリ(豪州青桐)

アオギリの基本データ

 

【分類】アオギリ科/フィルミアナ属

     落葉広葉/高木 

【学名】Firmiana simplex

【別名】ソウゴ/ヘキゴ/アオノキ

       セイヨウギリ/アオニョロリ 

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】10m~20m

【用途】街路樹/公園

【値段】1000円~