庭木図鑑 植木ペディア > シノブヒバ

シノブヒバ/しのぶひば/忍檜葉

Shinobu cypress

しのぶひば,ニッコウヒバとシノブヒバ,違い
別名「ニッコウヒバ」もよく知られ寺院などにも多い
シノブヒバの葉,しのぶひば,画像
葉は原種のサワラよりパサパサした感じ
かまくらひば,日光ひば,樹木
手触りは、あかすりタオルのよう
鎌倉ヒバ,日光ヒバ,シノブヒバ
正面からも気孔線が目立ち、葉先は白っぽく見える
日光ひば,しのぶひば,葉っぱ
葉の裏側の様子
シノブヒバ,植木,しのぶひば
枝葉の様子
シノブヒバ,ニッコウヒバ
常緑だが寒い時季には葉が茶色になることも
檜葉の種類,日光ヒバ,しのぶひば
放置すれば高さは15mに達する(春の様子)
しのぶひば,シノブヒバ
秋には古い葉が枯れこんで茶色くなる
サワラの品種,日光ビバ,しのぶ
樹皮はサワラと同様
ニッコウヒバ,しのぶひば,巨木
シノブヒバの大木

 

【シノブヒバとは】

ヒヨクヒバ(イトヒバ)と並ぶ代表的なサワラの園芸品種で、ヒムロとサワラの中間型とされる。柔らかな印象が好まれ、一般的には「日光ヒバ」として通る。かつては公園やマンションの垣根に使われることも多かった。

 

 

・自然の樹形は幅の広い円錐形で、サワラやヒノキと大きな違いはない。庭木で使う場合は生垣や玉散らしとして使われることが多い。

 

 

・葉はサワラよりも細長く、触れると柔らかな印象がある。葉先は尖って外反し、粉を吹いたように白い裏面が見えるため、全体的に白っぽく見えるのが特徴。

 

・枝葉の出方や幹の様子はサワラと同じ。

 

 

【シノブヒバの育て方のポイント】

 

・日陰、病害虫に強く、基本的には丈夫な性質を持つが、乾燥にやや弱い。

 

 

・萌芽力があり、垣根に使用できるが、葉を残すように手入れをしないと枝が枯れるため、素人が手入れをするとどうしても年々大きくなるか、部分的に枯れこみが起きる。これを防ぐには最低でも年に2回は手入れする必要がある。また、シノブヒバは枝が上向きに育ちやすいため、シュロ縄などを使って枝を誘引し、樹形を維持することもある。

 

 

・根が浅いこと、葉が密生していることで、やや風に弱い。植え付けの初期には支柱が必須。 

 

・古い葉がチリチリになって地面に積もるため、下草や花卉の多い庭にはあまり向いていない。

 

 

【シノブヒバの品種】

 

・黄色がかった葉を持つオウゴンシノブヒバ(別名ホタルヒバ、ヒメヒバ、エドヒバなど)などがある。

 

日光ヒバの品種,ホタルヒバ,おうごんしのぶひば
オウゴンシノブヒバは葉が黄金色だが・・・
蛍桧葉,ほたるひば,ホタルヒバ
日当たりが悪いとこんな感じになる

 

【シノブヒバに似ている木】

 

サワラ

 

ヒノキ

 

カマクラヒバ(チャボヒバ)

 

チャボヒバと日光ヒバの違い
カマクラヒバ(左)とシノブヒバ(右)

シノブヒバの基本データ

 

【分類】ヒノキ科/ヒノキ属

    常緑針葉/高木

【漢字】忍檜葉(しのぶひば)

【別名】ニッコウヒバ日光桧葉)

【学名】Chamaecyparis pisifera

    'Plumosa' 

【英名】Shinobu cypress

【成長】やや早い

【移植】簡単

【高さ】5~15m

【用途】公園/垣根 

【値段】2000円~

 

目次=掲載草木一覧=サイトマップ

 

検索 植木ペディア内を検索します↓