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カイヅカイブキ/かいづかいぶき/貝塚伊吹

Dragon Juniper

貝塚息吹 植木
カイヅカイブキの葉
カイヅカイブキの花,かいづかいぶき,画像
剪定せずにおくと花が咲くものの・・・
カイヅカイブキ 図鑑
剪定しないとこんな感じになるため・・・
貝塚息吹 画像 生垣
毎年欠かさずに手入れをしたい
かいづかいぶき,切り方
部分的に枯れた場合は、こんな感じに仕立てる
カイヅカイブキ,かいづかいぶき,手入れ
高さは15mにもなる
とげとげの葉っぱ,かいづかの木
雑に扱うと、こうしたチクチクの葉が生じる
カイヅカイブキ,幹,かいずかいぶき
樹皮の様子(巨木)
かいずかいぶき,木
放任すると全く別な雰囲気の木になる(画像左半分がカイヅカ)

【カイヅカイブキ】

・ヒノキ科の常緑針葉樹で、海辺などに自生するイブキ(ビャクシン)の園芸品種(あるいは変種)とされる。大阪の「貝塚」で作られたためカイヅカイブキと命名され、北海道南部以南の各地に植栽される。

 

・本種が登場した頃はコニファー類が今ほど普及しておらず、他の庭木にない洋風な雰囲気が好まれ、一般家庭の生垣としてさかんに植栽された。昭和時代を代表する生垣樹種といえる。

 

・当時としては大気汚染に耐えるほぼ唯一の針葉樹であり、その丈夫な性質が高度成長期の時代性と合致したこともあって、学校、工場、高速道路などにも大量に植栽された。現在見られるカイヅカイブキの多くはその名残であり、新たに植栽される例は年々減少している。

 

・人気の理由は、枝葉が密生するため植栽直後から目隠し効果があること、成長が比較的遅く、放任しても樹形が自然に整うことなどにもあったが、これは枝先の新芽を常に剪定できる余力のあることが前提。実際にそうした管理がなされるのは稀であり、現代では大きくなり過ぎたカイヅカイブキが伐採の憂き目にあっている。

 

・葉は長さ1~5センチの鱗状。イブキに比べて葉の幅が広くて緑色が濃いこと、枝葉が緻密で樹形が整いやすいこと、枝先が火炎状になること、側枝が旋回して渦巻き状の円錐樹形になることが特徴。土質の関係から関西地方の方がよりカイヅカイブキらしい樹姿になる。

 

・雌雄異株(稀に同株)で、4月になると雌雄それぞれの小さな花を咲かせるが、観賞価値は乏しい。雌花の後には球果ができ、翌年の秋にかけて褐色に熟す、完熟すると表面に白い粉を吹く。 

 

・樹高は通常6~7mだが暖地では20m近くまで育つものもある。樹皮はイブキのそれと同様であり、赤みを帯びた樹皮は、樹齢を重ねると縦に剥離する。

 

【育て方のポイント】

・暖地を好むが北海道南部までなら植栽できる。大気汚染、乾燥、塩害、雪害には強い。  

 

・日向を好み、日陰では葉っぱが貧弱になる。痩せ地でも生育できるが、養分が余りに乏しいと枝葉が枯れて隙間が増える。

 

・イブキよりも芽を出す力が強く、ボリュームのある垣根を作ることができるが、大き育った後で、小さく仕立て直すことが難しい。ノコギリなどを使って大胆に剪定すると、スギのようなチクチクした葉が発生して見苦しくなる。 

 

・病害虫に強いが、稀にハダニが発生し、イブキチビキバガの被害に遭うこともある。

 

ナシの病気(赤星病)を誘発するため、梨畑の近くに植えることはできない。カイヅカイブキの植栽を条例で禁ずる自治体もある。ボケカイドウの近くに植えることも同様に禁止している地方がある。

 

【カイヅカイブキの品種】

・あまり植栽されていないが、葉に模様が入る斑入り種がある。

 

【カイヅカイブキに似ている木】

ハイビャクシン 

カイヅカイブキの基本データ

 

【分類】ヒノキ科 ネズミサンサシ属

    常緑針葉 小高木 

【学名】Juniperus chinensis Kaizuka

【別名】カイズカ/カイヅカ

    カイヅカビャクシン

【成長】やや早い

【移植】若木は容易だが中高木は難しい

【高さ】8m~20m

【用途】垣根/公園樹/玉散らし/トピアリー 

【値段】3000円~