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ウスギモクセイ/うすぎもくせい/薄黄木犀
Usugi mokusei(Fragrant olive)
【ウスギモクセイとは】
・中国及びインドを原産地とする、ギンモクセイの変種。九州に自生するという説もあるが一般的には庭木として流通しているものが西日本を中心に植栽されている。
・見た目はほぼギンモクセイやキンモクセイと変わりないが、花の色は両者の中間のような薄いクリーム色で、キンモクセイよりもやや大きいものの香りは劣る。
・葉はギンモクセイより少し小さいが幅が狭い。
・キンモクセイは実がならないことで知られているが、ウスギモクセイは日本に雄株と雌株があり、花の後、翌年の初夏にかけて実を結ぶのが大きな特徴。実は長さ2センチほどの楕円形で、緑色からダークブルーに変わっていく。
・ややこしいが中国ではウスギモクセイを「金桂」または「銀桂」と呼び、キンモクセイは「丹桂」、ギンモクセイは「桂花」と呼ぶ。
【育て方のポイント】
・病害虫に強く、育てやすい。
・大気汚染にも強く、都会でも植栽できる。
・刈り込みに強く垣根に多用される。元来は大木であるため、狭い敷地の垣根として植栽すれば維持が難しい。
・大きくなるにつれて、下の枝がなくなりやすい。
【似ている木】
ウスギモクセイの基本データ
【分類】 モクセイ科/モクセイ属
常緑広葉/小高木
【学名】 Osmanthus fragrans var.thunbergii
【別名】 シキザキモクセイ
【成長】 やや早い
【移植】 簡単
【高さ】 2m~7m
【用途】 垣根/公園
【値段】 1000円~