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アベリア/あべりあ

漢字表記:花園衝羽根空木

別  名:ハナツクバネウツギ

     ハナゾノツクバネウツギ

学  名:Abelia×grandiflora

英  名:Glossy abelia

ハナゾノツクバネウツギ 花
アベリアの花言葉は「強運」、「謙虚」など 花には微香がある
アベリアの葉っぱ,あべりあ
初夏の様子 葉の縁には粗いギザギザがある
アベリアの木,葉の様子
英名にあるGlossyは葉の光沢に由来する
はなぞのつくばねうつぎ
葉の長さは1~3センチほど(裏面の様子)
アベリア,成長
成長は盛んで、枝葉が繁茂する
ハナゾノツクバネウツギ,蕾
「萼片」は赤く、羽根突きの羽根に似ることから「ツクバネ~」となる(蕾の様子) 
ハナツクバネウツギ,あべりあ
開花は6~10月で、花期が長い
ハナゾノツクバネウツギ
晩秋の様子 実がなりそうでならない
あべりあ,木,画像
アベリアの枝(幹)の様子

【アベリアとは】

 東アジア及びメキシコに分布するツクバネウツギ属全般をアベリアというが、日本ではシナツクバネウツギの園芸品種(特に「グランディ・フローラ」)をアベリアということが多いため、ここでは後者について記す。

 

・アベリアは中国原産のシナツクバネウツギ(=タイワンツクバネウツギ)と、同じ中国を原産とするアベリアユニフローラの交配種で、イタリアのロヴェリ種苗園で実生から選抜されたもの。

 

・日本へ渡来したのは大正時代末期で、花期が長く、丈夫な性質を持つことから、東京オリンピック以後の緑化ブームを契機に全国へ広まった。現在でも多くの街路や公共の緑地、マンション等の生垣や植え込みに植栽される。

 

・花期は初夏から霜が降り始まる晩秋まで、長さ1.5~2センチのラッパ型をした花が次々に咲く。花冠は白で五つに裂け、筒状の部分が紅色となるため遠目には全体が淡いピンク色に見える。花の後には紅褐色をした5個の萼片が果実のように残るが、アベリアに種子ができるのは稀であり、繁殖は挿し木や株分けによる。

 

・葉は直径1~3センチの卵形で先端が尖り、表面は油っぽい光沢がある。枝の一節から2~4枚が生じる輪生あるいは対生で、場所や環境によってその枚数は巧みに組み合わさる。葉の表面は濃緑色だが、近年は基本種から生み出されたカラーリーフの品種に人気がある。

 

・若い枝は光沢のある紅色で細かな毛があるが、樹齢を重ねると樹皮は灰褐色となり、薄く剥がれ落ちる。太い茎の内部はウツギと同様に空っぽ。樹形は株立ち状で主だった幹はなく、細い茎が乱立して先端は枝垂れる。

 

【アベリアの育て方のポイント】

・成長が早く、すぐに垣根を作りたいときには便利だが、その分、手入れの手間がかかる。放任すると元気すぎる徒長枝が方々から発生し、樹形が乱れやすいため、春と秋の年二回、強めの剪定を行う。剪定の時間と気力がない場合はお勧めできない。

 

・宮城県以南の各地に植栽できるが、冬の寒さにあたると葉を落とすことがあり、地方によっては半常緑性となる。寒冷地では目隠しにならない。

 

・病害虫には強いが、花期が長いため、蜂などの虫がよく集まる。子供のいる家庭では多少注意が必要。潮風や大気汚染にも強い。

 

・土質は選ばず、半日陰でも耐える。環境の悪い場所に植えられることも多い。  

 

【アベリアの園芸品種】

・アベリア・カレイドスコープ、アベリア・ホープレイズ

 葉が黄色あるいは黄緑色で、模様が入る、いわゆる「斑入り」種。

 

・アベリア・エドワードゴーチャ(画像)

 ピンク色の花を咲かせる。

 

・アベリア・フランシスメイスン

 ライムグリーンの葉を持つ。

アベリアの品種 
グランディフローラ
はなぞのつくばねうつぎ,園芸品種
カレイドスコープ
アベリアの種類,あべりあ,特徴
ホープレイズ
アベリア ピンク花 画像
エドワードゴーチャ
アベリアの品種
複数の品種を組み合わせればアベリアだけで景色が造れる

 

【アベリアに似ている木】

ツクバネウツギ

 関東地方以西の各地に自生する落葉樹。花はアベリアよりも地味で花数も少ない。

 

・シナツクバネウツギ 

 本種と同じような外見だが、冬期にすべての葉が落ちることで区別できる。

 

ショウキウツギ

 中国を原産とする花木。花の後にヒゲモジャの果実ができる。

アベリアの基本データ

 

【分類】スイカズラ科 ツクバネウツギ属

    半常緑性広葉 低木

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】0.3m~2m

【用途】垣根/公園/街路樹/切花

【値段】500円~