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キンシバイ/きんしばい/金糸梅
Tall St.John's wort
【キンシバイとは】
・中国を原産とするオトギリソウの仲間。梅雨時から盛夏にかけて写真のような黄色い花を次々に咲かせる。
・日本へ渡来したのは江戸時代(宝暦10年)と古くから親しまれるが、現在ではヨーロッパから導入された、より花の美しい品種(ヒペリカム)の人気が高い。
・花期が長く、和洋どちらの庭でも違和感がないため、使い勝手のよい下草とされる。
【育て方のポイント】
・日向の岩場を好んで自生する。
・刈り込みによく耐える。
・寒さにやや弱く、寒冷地では落葉する。
・枝先の垂れる自然樹形に育てようとすると意外に大きな株になる。一般家庭では数年に一度、根元から切り取って更新するのがベター。
【類似種との見分け方】
・ビヨウヤナギとキンシバイの違い
両者はとてもよく似ているが、ビヨウヤナギの方が葉も花も大きい。また雄しべの数もビヨウヤナギの方が圧倒的に多く、長さも花弁から飛び出すほどあるため、見分けがつきやすい。
【品種】
・ヒドコート(ハイドコートともいう)
より花が大きな品種で人気が高い。
キンシバイの基本データ
【分類】オトギリソウ科 オトギリソウ属
半常緑または落葉 低木
【学名】Hypericum patulum
【別名】ヒペリカム/ビヨウオトギリ
クサヤマブキ
【成長】早い
【移植】簡単
【高さ】0.5~1m
【用途】花木/公園/切り花
【値段】400円~