キリ(桐)

Paulownia/Empress tree

桐木 開花時期
春の花木が一段落した頃に紫の花を咲かせる
桐の木 冬
冬芽(葉芽)の様子
桐の花の蕾,木
蕾の様子
桐の花 開花時期
花は高い場所に咲くため観察しづらい
キリの木の花
キリの花
桐の花,きり
花言葉は「高尚」
桐の木 新芽
開花と同時に新葉が展開する
Paulownia,Empress tree,leaf
桐の葉は大きく、直径30センチ近くになる
桐の木,葉っぱ,きり
葉は裏も表も細かな毛が多い
fruits of Paulownia,Empress tree
桐の実(晩夏) 直径は3センチほど
Paulownia,Empress tree,winter
桐の実(冬)
桐の木 伐採
桐の木は何処にでも生え、切っても切ってもキリがないという
桐の木 画像 幹
若い木の樹皮
桐の木 特徴
樹齢を重ねるとこんな幹になる

【キリとは】

・中国、朝鮮半島、鬱陵島(韓国)あるいは日本のいずれかを原産地とするゴマノハグサ科の落葉樹。大木になるのが早いため、材木に使う有用樹として古くから植栽された。日本では北海道南部から九州まで分布する。

 

・キリの材は耐湿性が高く、かつては女児が生まれたらキリの木を庭に植え、結婚のときにその材を使って箪笥を作って嫁ぎ先に持たせるという風習があった。勿体ぶって切らずにおくと、やがて材の内部が空洞化して使い物にならなくなるため、キリの木には「植えないバカに切らぬバカ」という諺がある。

 

・キリが高級な下駄や箪笥、長持の材料となるのは、国産材の中では最も軽量かつ柔軟で扱いやすい上、狂いがなく、乳白色の木目が美しいため。木目の美しさを表す「木理」から「キリ」に転じたという説がある。また、キリの材は水分を多く含み、火事になってもキリの箪笥に収納した物は燃えないという。琴や琵琶などの楽器、羽子板などにも使われる。

 

・現代では箪笥に使わず放置され、種子が飛散して野生化したものが東北や関東北部を中心に見られる。岩手県では県の花に指定しており、同県の「南部桐」や福島県の「会津桐」はその美しさで特に知られる。 

 

・成長が早く、切られてもすぐに芽を出す。このため「切る」が転化して命名されたとする説もある。

 

・桐の葉は直径15~30センチにも及ぶ大きなスペード型あるいは五角形。縁のギザギザや裂け目はなく、よく混同されるアオギリの葉とは異なる。表面は粘着性の毛で覆われ、ビロードのような質感を持つ。

 

・雌雄同株で5月~6月ころ、葉に先立って開花する。淡い紫色の花は画像のとおりゴージャスで、昔から紋様や紋所のモチーフになるが、高いところに咲く上、強風で散りやすく、間近で鑑賞するのはやや難しい。

 

・花後には先の尖った卵形をした直径2~3センチの果実ができる。果実は熟す二つに割れ、中から翼のある多数の種子が飛び出す。

 

・キリの木の樹皮は灰色で樹齢を重ねると表面にポツポツと模様が入る。直径は最大で50センチほど。

 

【育て方のポイント】

・水はけの良い肥沃な土地を好む。

 

・日当たりを好むが西日は苦手とする。

 

・枝の数は少なく、樹形は大味になりがち。また、放置すれば横にも幅が出てくるため、スペースに応じて定期的に剪定する必要がある。樹形はまとまりにくく、狭い庭には不向き。

 

・蕾は前年の秋に作られるため、冬期に枝を切り詰めると花数が少なくなる。

 

・時折、テングス病の発生が見られる。見付け次第、患部を根元から取り除く。

 

【似ている木】

・キリと名の付く木には、イイギリアオギリハリギリなどがある。 

キリの基本データ

 

【分類】ゴマノハグサ科 キリ属

    (ノウゼンカズラ科・キリ科説もあり)

    落葉広葉 高木

【学名】Paulownia tomentosa

【別名】ハナギリ/キリノキ/ヒトハグサ(一葉草)

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】8~10m

【用途】シンボルツリー/街路樹

【値段】1000円~