キブシ/きぶし/木五倍子

early spiketail

キブシ,きぶし,花,画像
花言葉は「出会い」と「嘘」・・・奥が深そうだ。
木五倍子,樹木,きぶし
キブシの冬芽は地味で分かりづらい
木五倍子,庭木図鑑,画像
蕾の頃の様子
early spiketail
キブシの雄花
雄株
雄花は雄しべの先端にある黄色い葯が目立つ
雌株
キブシの雌花
きぶしの雌花
雌花は雄花よりも地味で、全体に緑っぽい
early spiketail,leaf
キブシの葉(5月)
木五倍子の木
キブシの葉(8月)とでき始めの果実
きぶし,実
キブシの果実は緑色から・・・
木五倍子の種子,きぶし
黄褐色に変わり・・・
キブシ 種子
熟すと開裂し、中から種子が顔を出す
木五倍子,キブシ,紅葉
キブシの黄葉~暖地ではこの程度の黄葉にとどまるが・・・
early spiketail
山間地では美しく紅葉する
キブシの樹皮,画像
樹皮は褐色で内部には白くて太い「髄」がある

 

【キブシとは】

・北海道西南部、本州、四国、九州及び小笠原諸島や沖縄に分布する落葉樹。早春、他の花木に先立って咲く黄色いブドウのような花が幻想的な風景を作り、主に雑木の庭に使われる。

 

・日本では身近な山や海岸付近で普通に観察できるが、キブシ属に属する木は7~8種で、いずれも日本と中国南西部の限られた地域にのみ分布する。

 

・雌雄異株で3~4月になると前年に伸びた枝に小花の密集した花穂がぶら下がる。小花は直径7ミリほどの鐘型で4枚の花弁を持ち、雄株に咲く雄花は淡い黄色で雄しべが目立ち、雌株に咲く雌花は黄緑色で、雄花よりも小さい。花穂は普通4~10センチだが変異が多く、中には20~30センチになるものもある。

 

・花の後には直径6~12ミリの球形の果実ができる。でき始めは緑色で、10月頃になると黄褐色から黒に熟す。果実の中には多数の種子が含まれ、これを蒔けば増やすことができる。なお、果実はタンニンを多く含み、お歯黒などに使う黒の染料となるヌルデの五倍子(ブシ)の代用になったことからキブシと名付けられた。

 

・キブシの葉は長さ7~12センチ、幅3~6センチの楕円形に近い卵形で先端が尖り、縁にはギザギザがある。若葉は赤みを帯びて光沢があり、秋になると黄葉または紅葉する。キブシは枝にも光沢があり、アーチ状に横へ広がる様は蔓性植物にも見える。

 

・幹は株立ち状になり、直径はそれほど太くならない。材は楊枝、木栓(材木と材木を結合させる釘のようなもの=ダボ)や吞み口(樽の栓)に使われる。

 

【育て方のポイント】

・半日陰でも育つ丈夫な花木であり、樹勢は強い。

 

・自然界では湿気のある場所を好んで育つが、庭植えの場合、特に土質は選ばず、移植にも強い。

 

・庭に用いる場合、花色が美しく、花穂がより長い雄株が好まれる。株の雌雄を見分けるのは難しいが、雌花は全体に緑っぽく、雄花は黄色が美しい。

 

・狭い庭で管理するには、冬の間に元気すぎる枝を間引く。花後3年以上経過した枝や根元から生えるヒコバエは基本的に不要。

 

・テッポウムシ及びコウモリガの被害があるため、見付け次第、駆除する。

 

【キブシの品種

・ハチジョウキブシ(エノシマキブシ)

 伊豆諸島を含めた関東南部と東海地方に分布し、葉が大きくて分厚くなる品種。全体に大型であり、花房は原種よりも長い。

 

 

・ナンバンキブシ

 山口県、四国の海岸、九州(奄美大島及び徳之島を含む)に分布し、葉が三角形になる。 

 

・アカバナキブシ

 赤紫の花が咲く品種

 

・斑入りキブシ

 葉に白い模様が入る品種 

八丈木五倍子
ハチジョウキブシ
赤い花のきぶし
アカバナキブシ
キブシの種類,きぶし
葉に模様が入る「斑入りキブシ」
赤花キブシ「☆」

赤花キブシ「☆」
価格:1,404円(税込、送料別)

キブシの基本データ

 

【分類】キブシ科 キブシ属

    落葉広葉 低木 

【学名】Stachyurus praecox 

【別名】キフジ/マメブシ/マメフジ

    マメヤナギ/ゴンズイ

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】1~8m 

【用途】公園/鉢植え 

【値段】1000円~