カキ/かき/柿

Persimmon tree

柿の木,樹木
甘柿は日本独自のもの
柿の芽,かき
冬芽の様子
柿の木,新芽,カキ
芽出し前の様子
柿の芽,かきのき
新芽の様子
柿の木,春
芽出しの頃のカキも美しい
柿の木の花,かき
初夏には地味な花が咲く
Persimmon tree,flower
蕾の様子
柿の花,雌雄
花には雌雄があり、雄花は釣鐘型になる
柿の花,画像,時期
雌花はこんな感じに
leaf of Japanese persimmon
お茶やスシに使われる柿の葉
柿の葉,画像
裏面は葉脈が目立つ
persimmon fruit
未熟な柿の実
柿,画像
カキの実
柿の木の画像,実
熟したカキの実は秋晴れに映え
かき,実
郊外ではこんな風景が今も数多く見られる
柿の紅葉,黄葉
紅葉の美しさも見所の一つだが、美しく紅葉するものは少く・・・
柿の木の紅葉,黄葉
たいていはこのまま台風で飛ばされる
カキノキ,樹高,画像
樹高は20mを超えるものも
柿の木,幹
柿の木の樹皮は網目のようなヒビが入る

 

【カキとは】

・中国や日本を主とする東洋特有の果樹でカキノキ科に属する。日本では本州西部から九州の山地を原産とし、東日本は渋柿、関東以西は日本独自の甘柿が多い。日本に自生したのはリュウキュウマメガキのみで、一般的に知られるカキは奈良時代以前に中国から渡来したものが普及したとする説もある。

 

・カロチンやビタミンが豊富な実は食用となるのはもちろん、天高い秋の青空に映え、日本の秋を彩る風物詩となっている。

 

・あまり注目されないが5~6月には画像のような花が、その年に伸びた枝葉の脇に咲く。雌雄同株で花には雌雄があり、雌花には1本の雌しべと退化した8本の雄しべが、雄花には雄しべだけが16本ある。

 

・花は雌雄いづれもクリーム色をした釣鐘型で、先端が四つに裂けて反り返る。花の裏側にある緑色の萼は、雌花の方がより大きく、雄花の萼は目立たない。

 

・葉は大きな卵形。皮質で光沢が美しく、品種によっては紅葉にも観賞価値がある。若葉はビタミンCをたくさん含み、殺菌作用もあることから「柿の葉茶」や「柿の葉寿司(釣瓶寿司とも)」に使われる。葉の長さは7~15センチ、幅は5~10センチほど。枝から互い違いに生じ、葉の裏面は短毛で覆われる。

 

・カキの実が熟すのは10~11月。交配や突然変異によって甘柿と渋柿とに分かれるが、いづれも未熟なうちは渋く、前者は熟すにつれて甘味が出る。渋柿の渋は水に溶ける性質を持つため、干し柿として食すのが普通で、収穫した渋柿の実全体にアルコールを噴霧し、密閉して作る。

 

・カキの実は野鳥に大人気であり、ツグミ、ヒヨドリ、オナガ、メジロ、キツツキ、ショウビタキ、シロハラを始めとしてほぼ全ての野鳥が集まるが、人間とは違って渋柿を好むものが多い。

 

・渋柿を絞って発酵、熟成させたものは「柿渋」と呼ばれ、昔から防腐、防水用の塗料として使われてきた。

 

・樹高は品種によって様々だが、全般にカキの木は折れやすく植木屋泣かせで知られる。しかし、その材は硬く、ゴルフクラブのヘッドに使われ、「硬き木」がカキの語源になったという説もある。なお、カキの材でクロガキというものがあるが、これは品種ではなく、黒い材あるいは黒い縞模様が入った材そのものをいう。

 

・日本産の材木で黒いものは珍しく、模様が味わい深い上、普通のカキよりも硬質であるため重用されるが、立木の段階ではクロガキかどうか判別できない。クロガキは茶室の床柱、茶道具、家具などに使われる。なお、優良な材として知られるコクタン(黒檀)はインドから東南アジアにかけて自生するカキノキ属数種類の総称であり、黒色をした材が珍重される。

 

・カキの語源については、「赤木」(赤い実がなる木の意)、「赤き実」あるいは「赤き葉」が転訛したとする説、朝鮮語の「kam」が変化したとする説などがある。

 

【カキの育て方のポイント】 

・日当たりさえ良ければ、土質を選ばず丈夫に育つが、寒さや降雪の激しい北海道では育てられない。

 

・実がなる年とならない年の差が大きいため、摘果(間引き)を行う。他の枝よりも明らかに長い枝(徒長枝)や細くて元気がない枝は、果実が稔る前に剪定するのがよい。

 

・異なる品種を複数植えると実のなりが良くなる。

 

【カキの園芸品種】

・多数の園芸品種がある。甘柿としては「次郎」「富有」「駿河」「御所(ごせ)」「禅寺丸」が有名。渋柿としては「平核無」「西條」「堂上蜂屋」「四溝」が知られる。

 

 また、実が小ぶりなヤマガキ、マメガキロウヤガキシセントキワガキなど、もっぱら生け花や盆栽に使われる品種もある。

カキの基本データ

 

【分類】カキノキ科 カキノキ属

    落葉広葉 中高木

【漢字】柿(かき)

【別名】カキノキ/朱果(シュカ)

    赤実果(セキジツカ)

    ヤマガキ/シナノガキ

【学名】Diospyros kaki

【英名】Persimmon tree

【成長】難しい

【移植】やや早い

【高さ】3m~20m

【用途】果樹/盆栽/鉢植え

【値段】800円~