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ガクウツギ/がくうつぎ/額空木
Hydrangea scandens
【ガクウツギとは】
・関東以西の本州、四国及び九州の太平洋側に生じる日本固有の落葉低木。木の雰囲気がウツギに似るためウツギと名乗るが、分類上はアジサイの仲間。
・初夏に咲く花は黄緑色で目立たないが、それを取り巻く萼片がアジサイやヤマボウシと同じように人目を惹く。萼片の数はアジサイやガクアジシアよりも少なく、普通は3枚ほどで稀に4、5枚ある。萼片の大きさが揃わないのが本種の特徴であり、外側にある萼片ほど大きくなる。
・葉はアジサイの仲間としては幅が狭く、長さは4~8センチ程度。花の下に茎(柄)がなく、花のすぐ下に葉を生じるのが特徴であり、アジサイとの大きな違い。成葉の表面にはメタリックな光沢があり、別名をコンテリギ(紺照木)という。
【育て方のポイント】
・自生地は日当たりの良い山の斜面などであり、日向を好む。
【ガクウツギの品種】
・コガクウツギ
【似たような花が咲く木】
ガクアジサイの基本データ
【分類】アジサイ科 アジサイ属
落葉広葉 低木
【学名】Hydrangea scandens Seringe
【別名】コンテリギ
【成長】早い
【移植】簡単
【高さ】1m~2m
【用途】花木/公園/切花
【値段】800円~