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クスノキ(楠・樟)

Camphor tree

となりのトトロの木 何
クスノキは「トトロ」が住むほど巨木になる
樟 冬芽
冬芽はタブノキのように存在感がある
クスノキ 特徴
芽出しの数日間は赤くなる
Camphor tree
葉の寿命は一年限りで、春になると古い葉も赤くなる
樟 樹木図鑑
新芽も古葉も赤いため、春先には木全体が赤っぽく見える
クスノキの落葉
関東ではゴールデンウィークの頃、樹下に落ち葉があふれる
クスノキの特徴
クスノキの葉は三本の葉脈が目立ち、特徴的な香りがする
クスノキ となりのトトロ 特徴
葉の基部にはダニが住む「ダニ袋」がある
クスノキの花
蕾の様子
クスノキの開花時期
晩春~初夏に花を咲かせるが、誰も見向きもしない
楠の実 となりのトトロの木
実は秋にかけて熟す
楠の実
熟した実の様子
トトロの木,何
九州では街路樹に使われる(宮崎県庁前)
トトロの木 幹
クスノキの樹皮は暗い褐色で、縦に筋が入る
くすのき,植物
大木の樹皮の様子

【クスノキとは】

・茨城県以南の暖地に自生するクスノキ科クスノキ属の常緑樹で、光沢のあるライトグリーンの新緑が美しく、枝葉をちぎるとハッカのような芳香を放つのが特徴。 日本以外でも、韓国の済州島、南シナ海沿岸の中国、台湾、ベトナム等に分布する。

 

・木全体に防虫効果のある樟脳の成分を含み、害虫の被害が少ない。葉の密度は高く、大木となるため、木陰を作る緑陰樹として公共の場所や店舗、会社のシンボルツリーなどとしてエントランス等に植栽される。また、1000年にもなるという樹齢の長さから、神聖な木、縁起のいい木とし、神社仏閣の御神木とされ、天然記念物に指定されるクスノキも多い。 

 

・葉は枝から互い違いに生じ、表面には光沢がある。縁にギザギザはなく、葉の付け根に近い3本の葉脈が目立つのが特徴。この葉脈の分岐点にはダニの住む袋がある。葉と材からは樟脳(セルロイド)の原料とオイルが抽出できる。

 

・あまり目立たないが、ニッケイやヤブニッケイと同じ5~6月頃になるとクリーム色の花を咲かせ、その後、緑色の実をつける。実の大きさは最終的に8ミリほどになり、秋には黒く熟す。

 

・クスノキの材は建材や仏壇、仏像、丸木舟などに利用され、その耐久性の高さは、海中に立つ安芸の宮島(厳島神社)の大鳥居で立証される。より身近な例としては、クスノキで作ったウッドチップに消臭効果や防虫効果があるとしてドッグランの地面に用いられることもある。 

 

・クスノキという名前の由来には諸説ある。クスシキキ(奇木)、クスノキ(薫木)、クサイキ(臭い木)、クスリノキ(薬の木)が転化したとするのが主だが、いずれもこの木が持つ葉の香り及び性質に着目したものと考えられる。漢字表記には「樟」と「楠」があるが、後者は本来、別の木を表し、「樟」が正しい。

 

【育て方のポイント】

・病害虫にかなり強い。ただし、一部の蝶(アオスジアゲハ)の幼虫は、この葉を好んで食べる。

 

・枝に柔軟性があり、大木であっても風に強い。ただし、その分、木に登った場合、用心しないと枝が折れて危険な目に遭いかねない。また、雪の時期には雪の重みで枝が折れてみすぼらしくなることもある。

 

・耐寒性がやや低い。植栽の安全圏は茨城県以西。安全圏であっても冬の寒さが厳しい年には上部が枯れることがある。

 

・剪定に強いが、冬期に強剪定すると枯れ込むことがある。

 

・一般家庭でも育てられるが、根の張りが豪快であり、苗木を植えても将来的にはブロックやアスファルトを打ち破る可能性が高い。公園や神社などスペースのある場所で雄姿を観賞するのがよい。

 

【類似種との見分け方】

・クスに似たタブノキは「イヌグス」とも称される。葉がクスより肉厚で、緑色も濃い(クスノキはどちらかといえばライトグリーン)。「イヌグス」とはいえ、タブノキの方が材の硬度は優る。

クスノキの基本データ

 

【分類】クスノキ科 クスノキ属

    常緑広葉 高木

【学名】Cinnamomum Camphora

【別名】クス/ホングス/ナンジャモンジャ

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】15m~30m

【用途】公園/街路樹 

【値段】300円~