カカオ/かかお

Cacao tree

かかおの木の実
亜熱帯や温室以外では日本での栽培は難しい
cacao tree leaf
新葉の様子
cacao tree
葉っぱは手が隠れるほど大きくなる
ココアの木,開花
カカオの花言葉は「神聖」「片思い」など
かかお,樹木
幹や枝から直接生じ、びっしりと咲く
カカオの実,画像
果実の表面には溝がある

【カカオとは】

・中南米を原産とするアオギリの仲間。乾燥させた種子はチョコレートやココアの原料となり、アフリカ、中南米及び東南アジアで商業生産される。沖縄や小笠原以外の日本で庭木として利用するのは難しく、植物園の温室やハウス栽培で使われるのが普通だが、稀に観葉植物として扱われることもある。

 

・カカオという名前は原産地の一つであるメキシコの先住民が本種をカカバクラヒトルと呼んでいたことに由来する。同地において古くから飲用、薬用されていたものが16世紀(1519年以降)にスペイン人によってヨーロッパへ伝わり、その後、赤道に近い上記の各地で栽培が普及した。

 

・カカオの葉は長さ18~45センチほどの楕円形で先端が尖り、枝から互い違いに生じる。成葉はホオノキ並みに大きくて丈夫だが、新葉は向こう側が透けて見えるほど薄い。

 

・花はアコウのように幹や枝から直接生じ、作り物のように見えるがよく見るとるクリーム色をした5枚の花弁がある。条件が整えば一年中開花し、特定の開花時期はない。花は両性花だが結実するのは全体の10%ほどとされる。

 

・果実は長さ15~30センチほどの大きな楕円形で、1本のカカオの木に20~30個が実る。でき始めの果実は緑色で、熟すに従って黄色、オレンジ、赤、紫色に変わっていく。

 

・カカオ豆になるのは果実に含まれる褐色の種子で、一つの果実に20~60個ほどが入る。カカオの学名は「神様の食べ物」を意味するが、種子には中枢神経を刺激するデオブロミンを含んでおり、猫や犬に与えるのは禁忌とされる。

 

・種子には大量の脂肪が含まれており、チョコレートに使うカカオ豆は脂肪を含むが、ココアには脂肪を取り除いたものを用い、余分な脂肪はカカオバターに使われる。

 

【育て方のポイント】

・カカオを地植えできるのは、高温多湿な土地で、年の平均気温が24~28℃であること、定期的な降雨のある一方で排水性が高いこと、土地が肥沃かつ弱酸性であることなど条件が厳しい。風による乾燥や直射日光も苦手であるため、日本では温室で栽培するのが普通。

 

【カカオの品種】

・クリオロ、フォラステロ、カラパシオの三つが主たる品種。クリオロは最も品質が良く、フオラステロは丈夫で収穫量が多いとされる。

カカオの基本データ

 

【分類】アオギリ科/カカオ属

    常緑広葉/小高木 

【学名】Theobroma cacao

【別名】ココア/ココアノキ

【成長】やや早い

【移植】簡単 

【高さ】4m~10m 

【用途】果樹/観葉植物

【値段】9、000円~