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ホタルブクロ/ほたるぶくろ/蛍袋

Spotted bellflower

チョウチンバナ,キツネノチョウチン
花言葉は「忠実」「正義」など
ちょうちんばな
中央に見えるのが雌しべで、雄しべはその奥にある  
ホタルブクロの花
花の奥にはハチやアリが入り込んでいることが多い

【ホタルブクロとは】

・北海道から九州の広い範囲に分布するキキョウ科の多年草。日当たりの良い場所を好み、平地や丘陵に群生する。夏に咲く花には色や花弁の変化が多く、これを観賞するため地植えあるいは鉢植えで栽培される。

 

・かつては道端や田んぼの畦道で普通に見られ、子供たちが蛍狩りで捕まえた蛍をこの花の中に入れて遊んだり、持ち帰ったりしたことから名付けられたという説が根強いが、花の形が、かつて「火垂る袋」と呼ばれた提灯に似ることによるという説もある。

 

・いずれにせよ各地で昔から親しまれる花であり、チョウチンバナ(提灯花)、キツネノチョウチン(狐の提灯)、ツリガネソウ(釣鐘草)、アメフリバナ(雨降花)、トウロウバナ(灯篭花)、トックリバナ(徳利花)、ホタルカゴ、ホタルバナ、ホタルグサなど別名や地方名が多い。

 

・花期は夏で、真っすぐに伸びた茎の頂部に釣鐘型をした花が数輪、下向きに咲く。花の長さは4~5センチほどで、色は淡い紅紫あるいは白。花冠の縁は浅く五つに裂け、内側には濃い紫色の斑点模様が散りばめられている。、

 

・葉は長さ5~8センチの卵形で先端が尖る。地際から生じる葉の柄には翼のようなものがあるが、上部の葉には柄がなく、三角形に近い卵形になる。葉は食用になるが、苦味があるため水でさらす必要がある。

 

・茎はやや赤みを帯び、全体に粗い毛が多い。根茎は短いが、下部の茎は地長を這うように伸びて広がる。

 

【開花時期】

・6~8月

 

【花の色】

・淡い紅紫

 

【蔓の長さ】

・40~80m 

 

【ホタルブクロの品種】

・ヤマホタルブクロ(ホンドホタルブクロ)

 東北地方南部から京都までの高地に分布し、特に中部地方に多い。ホタルブクロより草丈が低く、花はより長くて色が濃い。パッと見で見分けるの難しいが、花の基部にある萼片の切れ込み部分の形状が異なっており、ホタルブクロは後方へ反り返って尖る。

 

・シマホタルブクロ

 関東及び伊豆諸島の海岸に分布する品種で全体に毛が少なく、光沢がある。花はやや小さいが純白で、茎が倒れるほど花数が多い。

 

【ホタルブクロに似ている草花】

・ヤツシロソウ

やまほたるぶくろ,花
ヤマホタルブクロ
しまほたるぶくろ
シマホタルブクロ