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ホトケノザ/ほとけのざ/仏の座

Henbit

ホトケノザ,雑草
早春の田畑で普通に見掛ける「雑草」の一つ
ホトケノザ,植物
日向であればどこにでも進出する
仏の座,植物
名前の由来となる葉の様子
ほとけのざ,草の花
葉の裏面や萼には細かな毛が密生する
ホトケノザの花,画像
花は横から見ると「馬の頭」のように見える

【ホトケノザとは】

・北海道を除く日本各地に分布するシソ科の二年草。葉の様子を、仏が座る台座(蓮華座)に見立ててホトケノザ(仏の座)と命名された。早春に咲く紅紫の花は人目を惹き、幼い葉がよく似たオオイヌノフグリと共に一足早く春の訪れを告げる。

 

・日向を好み、田畑の畔や荒れ地、そして住宅地近くの道端にも群生していることが多い。在来種だが、日本以外でもヨーロッパやアジアに広く分布し、北アメリカ、北アフリカにも生育地が広がっている。

 

・春の七草でいうホトケノザはコオニタビラコという別な植物であり、普通、本種の茎葉は食用としない。花には蜜があり、抜き取って吸えば甘味がある。

 

・開花は3~6月だが、暖地では冬にも開花する。花は長さ1.5~2センチの唇形で上下二つに分かれ、上唇は笠状となり、下唇はさらに三つに裂ける。花の下方にある白い筒は萼で、その先端は五つに裂けて鋭く尖る。

 

・花や株全体の雰囲気は同じ時期に咲くヒメオドリコソウに似るが、ヒメオドリコソウの花は葉に埋もれるように咲くのに対し、本種の花は上部にある葉の付け根から飛び出すよう咲く。段をなすように咲くため、別名を三階草(サンガイソウ)という。

 

・花は咲き始めが最も色濃く、徐々に色褪せていく。多くは退化した閉鎖花と呼ばれるもので、完全に開ききらずに実を結ぶため、その内部は観察しづらいが、4本の雄しべがあり、葯には毛を生じる。

 

・ホトケノザの葉は直径1~2センチの扇形に近い円形で、縁には緩やかなギザギザがある。柄のない二枚の葉が茎を囲むように生じる姿が印象的だが、下部の葉には柄があって雰囲気が異なる。

 

・茎は断面が四角形で下向きの細かな毛があり、根際で分岐して数本が直立する。多くは秋に発芽し、幼苗で越冬して春に成長、開花するが、春や夏に発芽する苗もあり、株によってバラバラに育つ。

 

【ホトケノザの開花時期】

・3月~6月

 

【ホトケノザの花の色】

・紅紫

 

【ホトケノザの草丈】

・10~30cm 

 

【ホトケノザに似ている草花】

ヒメオドリコソウ

オドリコソウ

ウツボグサ