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ヒヨドリバナ/ひよどりばな/鵯花

Hiyodori-bana

ひよどりばな,植物
フジバカマに似た花が咲く
ひよどりばな,葉っぱ
葉の質は薄く、縁に不規則なギザギザがある
鵯花,植物
茎は真っすぐに伸び、細かな毛があってザラつく
鵯花
ツボミはほんのりピンク色
ひよどりばな
ツボミの様子
サンラン,植物
ヒヨドリバナの花(雨上がり)
ひよどりばな,特徴
花は筒状の小花の集合からなる
あさぎまだら,食草
花にはアサギマダラなどの蝶が集まる
果実,種子
花の後の様子
hiyodoribana
これが名前の由来の一つ

 

【ヒヨドリバナとは】

・北海道から九州の各地に分布するキク科ヒヨドリバナ属の多年草。日本の在来種であり、山野の草地や林縁に自生し、夏から秋にかけてフジバカマに似た花を多数咲かせる。日本以外では中国や朝鮮半島、フィリピンなどに分布。

 

・ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリが鳴く頃に咲くこと、あるいは花殻に生じる綿毛(冠毛)がヒヨドリの冠毛に似ることによる。別名はサンラン(山蘭)など。

 

・花は頭状花と呼ばれるタイプの小さなもので、枝分かれの多い花茎の先に散在する。筒状の小花が五つ集まって一まとまりになり、花色は普通、白色だが、土壌によっては淡い紫を帯びる。花から飛び出すのは雌しべで、先端が二つに裂ける。

 

・ヒヨドリバナの葉は長さ6~18センチほど。先端が尾状に少し尖った長楕円形で、茎から対になって生じる。両面に縮れた毛があり、葉の裏には腺点と呼ばれるものがたくさんある。

 

・ヒヨドリバナの仲間は南北アメリカに500種ほどが集中して分布するほか、アジア東部に12種、ヨーロッパに1種が知られる。日本の野生種は本種を含めた7種。

 

【ヒヨドリバナの品種】

・ヨツバヒヨドリ 

 花は白あるいは淡い紅紫色で、3~4枚の葉が一箇所から生じる。

よつばひよどり
ヨツバヒヨドリの葉
四つ葉ひよどり
ヨツバヒヨドリの花

 

サワヒヨドリ

 枝分かれがなく、葉柄のない葉が対になって生じる。

 

【ヒヨドリバナに似た花】

 

フジバカマ

ヒヨドリバナの基本データ

 

【分 類】キク科/ヒヨドリバナ属

     多年草 

【漢 字】鵯花(ひよどりばな)

【別 名】サンラン(山蘭)

【学 名】Eupatorium makinoi 

【英 名】

【開花期】8~10月

【花の色】白、淡い紫

【草 丈】~200cm

 

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