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ハエドクソウ/はえどくそう/蝿毒草

蝿毒草,特徴
開花は夏で白い小花がまばらに咲く
ハエトリソウ,植物
葉は薄い膜質で、縁に粗いギザギザがある
蕾,ツボミ
夏になると茎の先端や葉の付け根から花穂が伸びる
はなことば,はえどくそう
花言葉は「一芸に秀でた」など
はえとりそう,植物
花は5ミリほどであり、観察しにくい
はえどくそう
萼にはトゲ状のものが3本ある
ハエトリソウ,たね
実の様子
haedokusou
茎や葉柄には微細な毛がある

【ハエドクソウとは】

・北海道から九州までの各地に自生するハエドクソウ科の多年草。丘陵や平地の薄暗い林内や林縁に見られ、日本以外でも東アジアやロシア東部に分布する。

 

・全草に硝酸カリなどの毒性があり、この根を煮詰めて作った液をウジ虫退治に用い、紙に染み込ませて蝿取り紙を作ったことから、蝿毒草と呼ばれる。別名はハエトリソウ、ハエノドク、ハイドクソウなど。

 

・葉は長さ7~10センチ、幅3~7センチの広い卵形あるいは長めの楕円形で、直立した緑色の細い茎から対になって生じる。葉にも毒性があり、手で触れる分には平気だが、誤食すると嘔吐や腹痛などの中毒症状を引き起こす。

 

・開花は夏で、長さ10~20センチの花穂に長さ5ミリほどの小花が咲く。小花は唇形で、上唇の先は短く二つに、下唇は長く三つに裂ける。花の裏側にある萼は筒状で、その端が赤紫のトゲ状になって果実を包み込むように残る。

 

・いわゆるヒッツキムシの一つであり、トゲのある果実は動物の毛や人間の衣服に絡みついて拡散される。膜質の果皮の中には種子が一粒だけ含まれているが、容易に発芽する。 

 

【開花時期】

・7~8月

 

【花の色】

・薄ピンク、白

 

【背丈】

・20~80cm

 

【ハエドクソウに似た花】

・ナガバハエドクソウ

・ホソバハエドクソウ