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ミツガシワ/みつがしわ/三槲

Buckbean

ミツガシワ 花言葉
名前の由来は、葉が槲に似るから...ではない
みつがしわ,根っこ
地下茎を伸ばして広範に育つ
みずはんげ
新芽の様子
みずごぼう
ミツガシワの葉
みつがしわ,植物
葉柄の様子
ミズガシワ,花,みつがしわ
花は穂状に咲く
三槲,開花
ミツガシワの花
眠り草,水草
水草であり開花期には水面を花が覆う
夏のミツガシワ
真夏の様子
みつがしわ,植物
冬季の様子

【ミツガシワとは】

・四国と沖縄を除く全国の高山及び低地に分布するミツガシワ科の多年草。北海道や東北などの北日本に多いが、西日本でも普通に見られる。

 

・いわゆる水草であり、水の中にある地下茎から等間隔に葉を出し、群生するように育つ。水の中に生えるため「ミズガシワ」という別名もよく知られ、ほかにもミズハンゲ(水半夏)、ミツバオモダカ、ミズゴボウなどの呼名がある。

 

・花は穂状に咲き、一輪の大きさは1.5cm程度。花弁の内側には白い毛が目立ちのが特徴。花言葉は「私は表現する」など。花の後には球形の実ができる。

 

・名前の由来は、葉の様子が家紋としてデザインされた「三つ柏」に似ていることから。一般的には、葉の様子が槲に似ているためといわれるが、実際、形はあまり似ておらず、触れると柔らかい。生で食べると苦みがあるが、猫はマタタビと同じようにこれを好む。

 

・ミツガシワの別名には「ネムリグサ」もある。民間療法においては葉に催眠作用があり、不眠に効果があるとする。生薬名を「睡菜葉」といい、夏に採取した葉を日干し、煎じて用いる。

 

・ミツガシワはかつてリンドウの仲間と考えられていたが、今では独立したミツガシワ科に分類される。同科に属するのは本種とイワイチョウだけであり、しかも日本と北アメリカにのみ見られることから、生きた化石と称されることがある。

ミツガシワの基本データ

 

【分 類】ミツガシワ科/ミツガシワ属

     多年草

【漢 字】三槲(みつがしわ)

【別 名】ミズガシワ/ネムリグサ

     ミズハンゲ(水半夏)

     ミツバオモダカ/ミズゴボウ

     睡菜葉

【学 名】Menyanthes trifoliata

【英 名】Marsh Trefoil

     Buckbean Bog-bean

【開花期】~8月

【花の色】白(薄紫色を帯びることも)

【草 丈】~40cm

 

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