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サンショウバラ/さんしょうばら/山椒薔薇

Sansyou bara

はこねばら
サンショウバラは産地である箱根町の花
山椒ばら,さんしょうばら,画像
冬芽はトゲがよく目立つ
開花時期,はこねばら
蕾の時季が最も色濃い
さんしょうばら,育て方
咲き始めはピンク色で白に変わる
サンショウバラ,花,色
「一日花」だが 次々に開花する
Japanese wild rose.flower
葉の縁はギザギザで、裏表ともに細かな毛がある
さんしょうばら,特徴
葉の付け根には小さな「托葉」とトゲ
トゲ,サンショウバラ
新しいトゲは赤みを帯びる
サンショウバラの実,さんしょうばら,画像
果実もトゲトゲで花以上に人目を惹く
さんしょうばら,果実
黄色く熟せば虫が集まる
さんしょうばら,実,写真
果実が落ちるとカキのヘタのようなものが残る
さんしょうばら,紅葉
秋の黄葉もなかなか綺麗
日本の原種の薔薇
バラではあるが、しっかりと自立する
日本の薔薇,さんしょうばら,種類
樹皮の様子 幹はカクカクと伸びる

【サンショウバラとは】

・神奈川、静岡、山梨の富士山付近にのみ自生するバラの原種。バラとしては太くたくましく育ち、園芸用に販売されているが、自生地では絶滅が危惧される。名所は富士山付近の不老山にある「サンショウバラの丘」。

 

・葉の形や幹枝にあるトゲがサンショウ(山椒)に似るとしてサンショウバラと名付けられた。

 

・葉は縁に細かなギザギザのある小葉が複数集まって羽根状になる。 全体の長さは7~15センチで、サンショウよりもはるかに大きい。葉は両面が細かな毛で覆われているため、フェルトで作ったかのように見えること、葉の付け根には葉が変化した「托葉」があるのが特徴。

 

・サンショウバラの開花は5月~7月で、枝先に一輪ずつ咲く。薄ピンク色の花は直径5センチほどの一重で、咲いた当日あるいは翌日にに散っていく。バラというよりもフヨウナツロウバイなど夏の花に近いイメージを持つ。蕾は紅く、花の咲き始めはピンクが濃く、次第に白に近くなる。

 

・花の基部(萼筒)や花柄にも棘があり、果実の時季になるとかなり目立つ。果実(正確には偽果)は直径2センチほど。クリやハリセンボンに似たトゲトゲで物々しいが、黄色く熟すと甘い香りを放つ。

 

・幹は最大で直径10センチほどに育ち、枝はうねりながら分岐する。時に幾何学的な形状になるため、花のない時期に幹を見るだけでも味わい深い。

 

【サンショウバラの育て方のポイント】

植え付けは日当たりの良い場所に限る。

 

・土質は問わず生育は旺盛。剪定にも相当に強い。

 

・枝には強烈な棘があるため、剪定の際は怪我や衣類の損傷に留意する必要がある。また、小さな子供がいる家庭にはお勧めできない。

 

【サンショウバラに似た花】

サクラバラ

 ノイバラを片親とする野バラの一種。淡いピンク色をした花を咲かせる。

 

・イザヨイバラ(十六夜薔薇)

 中国原産のバラで八重の花が咲く。

 

・このほか日本に育つ原種のバラにはノイバラハマナスナニワイバラなどがある。

サンショウバラの基本データ

 

【分類】バラ科/バラ属

    落葉広葉/低木~小高木

【漢字】山椒薔薇(さんしょうばら)

【別名】ハコネバラ(箱根薔薇)

    ハコネサンショウバラ

【学名】Rosa hirtula 

【英名】Sansyou bara

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】2m~6m

【用途】花木/公園

【値段】800円~