ハナユ/はなゆ/花柚

Hanayu citrus

ハナユ 柚子 違い
花言葉は「花嫁の喜び」「清純」など古めかしい
花柚子,開花時期
開花は初夏で、花にもユズ特有の香りがある
花柚子の花,画像
多数の雄しべが筒状に合体している
葉っぱ
ハナユズの葉と未熟な果実の様子
花柚子の実,画像
果実は10~12月に熟す 表面がボコボコでミカンとは異なる

【ハナユとは】

・中国南部あるいは日本を原産とするユズの一品種。ユズは成長が遅く、種子を蒔いてから収穫までに5~15年かかるが、本種は木が若いうちから開花、結実し、より早期に多量の果実を収穫できることから、ユズの代用として庭木に多用される。

 

・漢名は「花柚」で、ユズよりも香り高い花を愛で、料理に用いることに由来する。ハナユズなどの品種と区別するため、原種のユズをホンユズと呼ぶことがある。

 

・開花は5~6月でユズと同じような直径3センチほどの花が葉の付け根や枝先に一輪ずつ咲く。白い花弁が5枚あり、20本ほどの雄しべ(花糸)は中程まで合体して筒状になる。花自体にユズらしい強い香りがあり、吸物などに浮かべて料理に使う。

 

・果実は扁平した球形で、直径はユズよりも小さな2~3センチほど。10~12月に黄色く熟すが、7~8月に未熟な果実を収穫し、外皮あるいは小片を料理の薬味、食酢などに使う。

 

・果実の香りはユズにやや劣るが、花数が多い分、多くの実ができることや、木の上に残っている期間が長いことから重宝され、トコユ(常柚)という別名がある。

 

・葉は厚い革質で、長さは10センチ前後。付け根に小さな葉が合体した翼葉と呼ばれるタイプのもの。葉の縁にギザギザはなく、枝から互い違いに生じる。枝には細かな棘があるが、刺のない品種もある。

 

【育て方のポイント】

・日当たりと水はけのよい場所を好む。ユズと同様に耐寒性があり、南部であれば東北地方でも地植えできる。

 

・基本的には丈夫な性質を持ち、枝葉は鬱蒼としやすいが、ユズよりも樹高が低く、樹形を整えやすい。風通しが悪いとアブラムシやカイガラムシなどの被害に遭いやすいため注意する必要がある。

 

・花には自家結実性があり、複数の木を植える必要がない。ただし、日照が不足すると花付き=収量が減る。 

 

・他の柑橘類同様、アゲハ蝶の食草であり、アオムシに葉を食害されることがある。

 

【ハナユに似ている木】

 ユズ ダイダイ カボス、スダチ 

ハナユの基本データ

 

【分類】 ミカン科/ミカン属

     常緑広葉/低木 

【学名】 Citrus hanayu

【別名】 ハナユズ/トコユ

     イッサイユズ 

【成長】 やや遅い

【移植】 成木は困難

【高さ】 1.5~5m 

【用途】 果樹/鉢植/アゲハ蝶の食草 

【値段】 2,000円~