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レンゲショウマ(蓮華升麻)
False Anemone








【レンゲショウマとは】
・東北地方南部から関西地方にかけて分布するキンポウゲ科の多年草。花は技巧的かつ神秘的であり、「森の妖精」「森のシャンデリア」などと称され、開花時期にはメディアなどで話題になることも多い。
・自生地は山深い落葉樹林下の半日陰地。耐陰性の高さから日陰でも使える山野草として栽培品が庭植えや鉢植えに使われる。自生種は乱獲による絶滅が危惧されているが、奥多摩の御岳山には大群生地がある。
・花が蓮(ハス)に、葉が更科升麻(さらしなしょうま)に似るとしてレンゲショウマと名付けられた。花は薄紫の入った白色で、二段構造に見えるが、花弁のように見える白い部分は花弁ではなく「萼」。花はその下にある。花の可憐さとは裏腹には葉大きい。
【開花時期】
・7月~9月
【背丈】
・0.5~1.5m
【レンゲショウマの品種】
・薄紫色が入らない真っ白な花が咲く品種、八重咲きの品種、葉に模様が入る斑入り種がある。
【名前が似ている山野草】
・キレンゲショウマ
ユキノシタ科の多年草であり本種との関連はないが、壺型の黄色い花が咲くことで名付けられた。下の画像のように花の形状はそれほど似ておらず、蕾や葉に至っては様子が全く異なる。


