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ヤブレガサ(破れ傘)

やぶれがさ 山野草 花
ヤブレガサの花は夏に咲く

【ヤブレガサとは】

・本州、四国及び九州の山地に自生するキク科の多年草。早春に細かな綿毛で覆われた、お化けの傘のような新芽が地面から登場することで人気が高い。ヤブレガサという名前もこれに由来し、キツネノカラカサ、ウサギノカサ、ヨメノカサ、カラカサグサといった傘にちなんだ別名も多い。

 

・林の中などの日陰を好み、これがかえって破れた傘の雰囲気を醸し出す。普通は2,3本がまとまって育つ。

 

・上記の新芽は柔らかく、天婦羅、おひたし、ゴマ和えなどにして食用される。

 

・新芽はその後、掌状に開き、最大で直径50センチほどになる。この大きな葉を笠に見立て、「破れ笠」という意味合いも持つとされる。葉の裏は白みを帯び、葉の表面は紙のような質感になる。いづれにせよ春とはまったく別物のように見え、慣れないうちは戸惑う。

 

・充実した株になると夏に画像のような白い筒状あるいは円錐状の花を咲かせる。新芽や大きな成葉ほどには話題にならず、ヤブレガサは早春が見ごろの山野草とされる。

 

・夏に採取した根を日干しにし、これを煎じて飲めば、風邪薬になるという。

 

【開花時期】

・7月~9月

 

【花の色・品種】

・白

 

【背丈】

・50~120cm

 

【似ている草、品種】

・シナヤブレガサ

 中国産で本種によく似る。ほかにチョウセンヤブレガサ、タンバヤブレガサ、ヤブレガサモドキなどがある。

・モミジガサ

 葉の裂け目がヤブレガサより少なく、浅い。、