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トウゴマ/とうごま/唐胡麻

Castor-oil plant

ヒマシ油,草花
開花期の様子
とうごま,葉っぱ
新葉は濃緑だが夏以降はカラフルになる
トウゴマ,特徴
茎は紅色で、草丈は2mを超える
ヒマシ油の原料
蕾と花の様子
とうごま,種子
果実の様子

【トウゴマとは】

・東アフリカ及びインドを原産とするトウダイグサ科の一年草。平安時代中期に編纂された辞書「和名類聚抄」にもその名が登場することから、平安時代以前に中国を経由して渡来したと考えられている。種子から油が採取できるため、唐(=中国)のゴマという意味合いで命名された。別名はカラエ。

 

・種子は古代エジプトでも利用されたほど栽培の歴史が古く、日本でもかつてはヒマシ油と称して工業製品や化粧品、緩下剤に用いた。ヒマシ油は低温下でも変質せず、航空機器の潤滑油に適するため、戦時中は小学校の菜園でも栽培されたという。

 

・新葉は緑色だが初夏以降の葉は画像のようにカラフルで、生け花の花材に使われることもある。ただし、種子には世界五大猛毒の一つであるリシンを含み、誤飲すると嘔吐、下痢、腹痛のみならず、胃腸管出血や内臓の壊死が起こり、命の危険を招くこともあるため取扱いには注意が必要。

 

・葉は直径25センチほどで、手のひら状に深く切れ込む。茎は太い円柱形で真っすぐに伸び、枝分かれはほとんどない。内部は空洞で、表面は褐色~紅色になり、白い粉に覆われる。

 

・開花は秋。茎の先端及び葉の付け根あたりに小さなが花が多数集まり、円錐状になる。花は雄花と雌花で構成され、上部に淡い紅色の雌花が、下部にクリーム色の雄花が咲く。

 

・果実はピンク色をした美しい毬状だが、トゲがある。種子は直径1センチほどで、蜘蛛の腹のような茶色い筋模様が入る。ヒガンバナの球根と合わせて擂り潰したものを足の裏に貼ると、むくみや腹水を除く作用があるという。

 

【開花季節】

・7~9月

 

【花の色など】

・淡い紅色とクリーム色

 

【背丈】

・100~200cm