ニガキ(苦木)

Nigaki tree

太田胃散 葉っぱ ニガキ
刻んだニガキの葉は漢方薬になる
苦木,特徴
ニガキの冬芽
苦木という樹木
ニガキの新葉
にがきの花
新葉の展開と共に花が咲く
nigaki tree
ニガキの花
苦い 葉っぱ 木
ニガキの葉
にがき,植物
葉の裏面の様子
ニガキという木
葉だけではなく、木全体に苦みがある(枝の様子) 
ニガキ 樹木 特徴
樹高は15mほどになる
ニガキ 紅葉 黄葉 画像
黄葉の時期の様子

【ニガキとは】

・北海道から沖縄まで広い範囲の低山に分布するニガキ科ニガキ属の落葉高木。大隅半島で発見されたヘツカニガキという木があるが、そちらはアカネ科の樹木であり、日本にニガキは一種しかない。黄河より南の中国、朝鮮半島やヒマラヤ付近にも自生が見られる。 

 

・樹皮や葉のみならず木全体に苦みがあり、「ニガキ」と名付けられた。苦みには胃薬としての効能もあり、日干しした小枝を煎じた物、葉を刻んだものが漢方薬「苦木」として売られており、センブリやキハダに並ぶ効果を発揮する。またニガキは、かの有名な太田胃散の原料としても表示されている。

 

・樹皮が染料や毛ジラミの駆除剤になるため、かつては広く利用された。その傷跡が幹に残る道端のニガキも多い。 

 

・長さ20センチほどの葉が互い違いに枝から生じ、4~6対の葉がまとまって大きな羽根状の葉になる。

 

・直径30センチ以上に育ち、かつては寄木細工、下駄、天秤棒などの道具を作るのに使われた。ジャマイカのニガキはヨーロッパでコップに加工され、これで水を飲むと胃が丈夫になるという。

 

・雌雄異株で、初夏(5月~6月)になると葉の脇から柄を伸ばして黄緑色の小さな花を咲かせる。実はモミジなどと同じようにプロペラ状で、風に飛んで繁殖する。

 

【育て方のポイント】

・日向であれば放置しても丈夫に育ち、繁殖力も強い。

・あえて庭に植えるような木ではない。

 

【似ている木】

キハダ

 同じような葉を持ち、樹皮には同じような苦みがあるが、ニガキは木の内部が白色であるのに対し、キハダは黄色いので区別できる。他にもエンジュアオダモは本種に葉が似る。

 

・ヘツカニガキ(辺塚苦木)

 大隅半島の辺塚で発見されたアカネ科の落葉高木。枝葉に苦みがあり~ニガキと名付けられたが、艶のある葉を持ち、栗のような花を咲かせるなど、本種とは形態が全く異なる。

ヘツカニガキはアカネ科の樹木
ヘツカニガキはアカネ科の樹木

ニガキの基本データ

 

【分類】ニガキ科 ニガキ属

    落葉広葉 高木 

【学名】Picrasma quassioides

【別名】

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】10m~15m 

【用途】薬用

【値段】