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チドリノキ(千鳥の木)
Hornbeam Maple







【チドリノキとは】
・本州から九州まで全国各地の山間に見られるモミジの一種で日本固有のもの。葉の形は写真のとおりで葉脈もブナやシデのようにしっかりしており、一般的なモミジとは印象が異なる。
・種の形を鳥の足跡(あるいは飛んでいく姿)に見立てて「千鳥の木」と名付けられた。ただし、他のモミジ類と同じような種子であり、本種に特徴的とはいいにくい。翼があり、ほぼ水平に開く。
・花は控えめなものの、花序が長さ10センチにも及んで垂れ下がる。雌雄異株で開花は5月ごろ。
【育て方のポイント】
・自生地は水辺が多く、湿気を好むため、日差しの強い場所よりむしろ、半日蔭程度の場所がよい。
・土質は選ばず、丈夫に育つ。
・温暖な場所ではきれいに黄葉しにくい。
【似ている木】
チドリノキの基本データ
【分類】ムクロジ科/カエデ属
落葉広葉/高木
【学名】Acer capinifolium
Siebold et Zucc.
【別名】ヤマシバカエデ
【成長】早い
【移植】普通
【高さ】8m~10m
【用途】公園
【値段】1000円~