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チドリノキ/ちどりのき/千鳥の木

Hornbeam Maple

千鳥の木,葉っぱ,画像
カエデの仲間だが、葉はブナやシデに近い
千鳥の木,ちどりのき
チドリノキの冬芽
ちどりのき,芽出し
春になると冬芽に収納されていた葉や蕾があふれ出る
千鳥の木の花
雄花の様子
やましばかえで,開花時期
チドリノキの雌花
チドリノキ,葉っぱ
新葉の様子
Hornbeam Maple,leaf
枝は規則的に生じ、若い枝は赤褐色になる
ちどりのき,葉
成葉の様子
千鳥の木,果実
カエデの仲間であり、プロペラ状の果実ができる
チドリノキの紅葉,ちどりのき
都市部では綺麗に黄葉しないことが多い
チドリノキ,画像,図鑑
冬季でもなかなか葉を落とさない
千鳥木,ちどりのき,幹
黒褐色で点模様が多い 

【チドリノキとは】

・岩手県以南の本州、四国及び九州に分布するムクロジ科の落葉樹。日本の固有種であり、主に太平洋岸の山地の谷間に見られる。カエデの仲間だが葉には裂け目がなく、同じようにカエデらしくないヒトツバカエデと共に異色を放つ。

 

・果実(翼果)の形を鳥の足跡、あるいは群れをなして飛ぶ姿に見立てて「千鳥の木」と名付けられた。他のカエデ類と同じような形状であり本種に特徴的とはいいにくい。果実は幅3センチほどの翼がほぼ直角に開き、8~10月頃に熟す。

 

・葉は長さ8~15センチ、幅4~7センチの長楕円形で枝から対になって生じる。葉の先端は尖って縁には細かなギザギザがあり、葉の基部はハート形になる。20対前後ある葉脈が目立ち、その様子がカバノキ科のサワシバに似ているため、サワシバカエデとの別名がある。

 

・冬芽は数多くの「鱗片葉(=鱗状に重なる厚い葉)」に包まれており、若葉の頃にその欠片がこぼれ落ちる様は花よりも美しい。秋に黄葉するが、若い木では落葉せず、ヤマコウバシカシワのように春先まで枝に残る。

 

・チドリノキの開花は5月ごろ。雌雄異株で花には雌雄がある。いずれも長さ5~9センチほどの垂れ下がる花序に、5弁の小さな花を咲かせる。黄緑色でわかりづらいが、雌花は雄花よりも花数が少ない。

 

【チドリノキの育て方のポイント】

・自生地は水辺が多く、湿気を好むため、日差しの強い場所よりむしろ、半日蔭程度の場所がよい。

 

・土質は選ばず、丈夫に育つ。

 

・温暖な場所ではきれいに黄葉しにくい。

 

・芽を出す力が強く、剪定にも十分耐えるが、自然樹形を楽しむ木であり、素人が剪定によって樹形を整えるのは難しい。

 

【チドリノキに似ている木】

・葉はクマシデサワシバに似るが、こられは葉が枝から互い違いに生じる。チドリノキは葉が枝から対になって生じる。また、シデの仲間には提灯のような果実ができる。

 

【カエデの仲間】

 イロハカエデ オオモミジ

 イタヤカエデ カジカエデ 

 ハウチワカエデ ミツデカエデ

 メグスリノキ トウカエデ ハナノキ

チドリノキの基本データ

 

【分類】ムクロジ科/カエデ属

    落葉広葉/小高木~高木

【漢字】千鳥の木(ちどりのき)

【別名】ヤマシバカエデ

    サワシバカエデ/アララギ

【学名】Acer carpinifolium

    Siebold et Zucc. 

【英名】Hornbeam Maple

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】8m~10m

【用途】公園

【値段】000円~