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シロミノコムラサキ/しろみのこむらさき

Shiromino-Komurasaki tree(Japanese beautyberry)

白い実の紫式部
夏に小さな白い花を咲かせる
しろみのこむらさき
葉の様子
しろしきぶ,植物
枝には細かな毛が密生する
白い実,むらさきしきぶ
花には多数の長いシベがある
しろみのこむらさき
果実は晩夏から初秋に熟す
shirominokomurasaki
背丈が大きくなりにくいため庭園で使いやすい

【シロミノコムラサキとは】

・北海道及び青森を除く日本各地の山野に分布するシソ科の落葉低木。秋にできる白い実を観賞するため庭木として幅広く植栽される。別名はシロシキブ、シラタマシキブなど。

 

・シロヤマブキのように、何色なのかよく分からなくなる名前だが、園芸用に広く普及するコムラサキの一品種で、白い実がなることからシロミノコムラサキと名付けられた。コムラサキは小柄なムラサキシキブという意味合いで、ムラサキシキブは源氏物語の作者である紫式部にちなむ。

 

・シロミノコムラサキの開花は6~8月で、葉の脇付近から伸びた花軸に、画像のような白い小花が10~20輪が集まって咲く。雌雄同株で花には1本の雌しべと4本の雄しべがあり、それぞれが花先から突き出す。

 

・果実が白く熟すのは8~11月。直径は3ミリほどと小さいが多数が密集する。本種に似たシロシキブの果軸は葉柄と同じ場所から生じるが、本種では少しずれた位置から生じるのが見分けのポイント。

 

・花や果実の色以外はコムラサキにほぼ同じで、葉は長さ2~8センチの長楕円形で両端が尖り、枝から対になって生じる。表面は濃緑色で裏面は白みを帯びる。

 

【シロミノコムラサキの育て方のポイント】

・病害虫に強く、丈夫で育てやすい。

 

・湿気のある土壌を好む。

 

・日陰にも耐えるが、日陰では実成がよくない。

 

・自家受粉で実がなり、単独で植えても、たわわに実る。実生で容易に繁殖できるが、挿し木も可。

 

・枝が奔放に伸び、株立ち状に育つ。樹形を維持するには刈り込みが欠かせない。芽を出す力は強く、刈り込みには耐える。

 

【シロミノコムラサキに似た木】

・シロシキブ

 本種にもシロシキブという別名があって混乱しやすいが、コムラサキに白実の品種があるように、ムラサキシキブにも白い実がなる品種があり、本来はそれをシロシキブという。シロシキブは本種より全体に大きくなり、果実も大きめでまばらにできる。

シロミノコムラサキの基本データ

 

【分類】シソ科/ムラサキシキブ属

    落葉広葉/低木

【漢字】白実の小紫

【別名】シロミノコムラサキ

    シラタマコシキブ

【学名】Callicarpa dichotoma

    f.albifructa

【成長】やや早い

【移植】普通

【高さ】1~1.5m

【用途】公園/鉢植え

【値段】1500円~