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セイヨウボダイジュ/せいようぼだいじゅ/西洋菩提樹
Linden tree
【セイヨウボダイジュとは】
・シナノキの雑種でヨーロッパ中南部に広く分布する。中世ヨーロッパでは「自由」を象徴する木とされた。
・釈迦が悟りを啓いたとするのはインドボダイジュの下であり、本種との直接的な関連はない。
・葉はハート形で、秋の黄葉が美しい。
・樹皮から採取する繊維は工芸品など様々な用途に使用され、「千の用途のある木」と呼ばれる。
・初夏に咲く花には微香があり、虫がよく集まる蜜源樹木となっている。花は葉ともに「コモンライム」の名でハーブとして流通する。
・シューベルトの「リンデンバウム」は、この木のこと。
【セイヨウボダイジュの育て方のポイント】
・寒さに強く、北海道(中部以南)でも育てられる。
・大木となるため、一般家庭には向かない。
【セイヨウボダイジュに似ている木】
・シナノキ
西洋菩提樹よりも葉は小さく光沢がある。
インドや東南アジアの熱帯を原産とするクワ科の常緑樹。釈迦がこの木の下で悟りを開いたとされる。セイヨウボダイジュとは名前以外に関連はない。
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セイヨウボダイジュの基本データ
【分類】シナノキ科 シナノキ属
落葉広葉 高木
【漢字】西洋菩提樹(せいようぼだいじゅ)
【別名】夏菩提樹/西洋シナノキ
【学名】Tilia platyphyllos
【英名】Linden tree
【成長】やや早い
【移植】簡単
【高さ】20m~35m
【用途】公園/街路樹/シンボルツリー
【値段】3000円~