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シラカバ/しらかば/白樺

White birch

シラカンバとシラカバ,違い
高原を代表するシラカバは樹皮の美しさで知られる
シラカバのふゆめ,シラカバの木
冬芽の様子
シラカバの木の芽
芽出しの様子
白樺の花,しらかば,時期,雌雄
花期は4~5月。雄花は垂れ下がり、雌花は葉の間から立ち上がる
白樺,葉っぱ
シラカバの新葉
White birch,tree in Japan
葉は正三角形に近いものから・・・
シラカンバ,しらかんば,葉っぱ,画像
二等辺三角形に近いものがある 
白樺,葉っぱ 
葉の裏面は白っぽい
白樺,しらかば,特徴
開けた地に真っ先に生え、成長も早いが寿命は短い
白樺の実 果穂 時期
実は9~11月に熟す 長さは5~8センチほど
シラカンバ,種子
盛夏の様子
白樺,しらかば,黄葉紅葉
高原では綺麗に黄葉するが、住宅地では難しい
しらかんば,樹形
冬季の様子
シラカバの林,赤城山
葉のない時季でも絵になる
シラカンバの木,伐採
幹の断面の様子

【シラカバとは】

・北海道及び中部以北の本州(特に信州)に分布するカバノキ科の落葉広葉樹。千昌夫の代表曲「北国の春」の影響からかシラカバと呼ばれることが多いものの、正式にはシラカンバという。光沢のある白い樹皮と緑の若葉のコントラスト、そして秋の黄葉が美しく、庭木として使われることも多い。

 

・シラカバは樹肌の白いカバノキという意味であるが、カバノキという木はなく、高山に生えるダケカンバ(岳樺)と本種の総称として使われる。両者は見分けにくく、標高の高い場所では入り混じって育つ。

 

・自然界のシラカバは、山火事や山崩れなどで開けた日当たりの良い場所に真っ先に生じる。成長が早くて寿命が短いため、枯死して土に還るのも早く、荒野の土壌を早期に豊かにする役割を果たしている。

 

・葉は丸みのある三角形で長さ5~8センチ、幅5センチ前後だが、時季によって大きさの変化は著しい。縁には不規則なギザギザがあり先端は尖る。長い枝では互い違いに、短い枝では対になって生じるのが特徴。シラカバはダケカンバに比べると葉が短く、小枝が黒っぽい

 

・開花は4~5月で、花には雌雄がある。雌花は葉の間からほぼ垂直に立ち上がり、雄花は垂れ下がる。花の咲き方は概してイヌシデコナラなどに近い。花の後には画像のような果実ができ、黒褐色に熟す。

 

・材は耐久性に乏しいため建材としての価値は乏しい。しかし、柔らかくて加工しやすいため、しっかりと乾燥させたものは木工品、パルプ材、爪楊枝等に使われる。樹皮には油分が多く、防水性に優れるため屋根を葺くのに使われることも。

 

・白樺の樹液にはミネラルやアミノ酸などがバランスよく含まれ、美容効果や様々な薬効があるという。フィンランドでは春になるとこれを飲む風習がある。

 

・平成天皇と皇后が出会った軽井沢に多いことから、美智子上皇后の「御印(=持ち物等に記すマーク)」はシラカバとなっている。

 

【育て方のポイント】

・日向を好む代表的な樹木であり、日陰は苦手とする。

 

・自生は高原や山地であり、暑さには弱い。庭木として町中に植栽し、高原の雰囲気を演出したいものだが、暖地や都市部では生育が悪い(植栽の適地は福井、岐阜より北)。根元にワラなどを敷いて乾燥を防ぐのが効果的。

 

・肥沃な場所を好むが、それほど土質を選ばない。

 

・剪定に弱い。やむを得ず剪定する場合、冬期に軽く行う。

 

・病害虫(カミキリ、テッポウムシ)に弱く、庭木として長期にわたって維持するのは難しい。

 

・シラカバの寿命は一般的には数十年(最長でも200年)であり、樹木としては短い。

 

【シラカバの園芸品種】

・ジャクモンティー(ジャコモンティー)

 幼木のうちから幹が白くなる品種で、かつ通常のものより純白に近い幹になる。

シラカバの木の種類
ジャクモンティー

 

【シラカバに似ている木】

ミズメ(アズサ)

ウダイカンバ 

オノオレカンバ

・ダケカンバ

シラカバの基本データ

 

【分類】カバノキ科/カバノキ属

     落葉広葉/高木 

【学名】Betula platyphylla

       var.japonica 

【別名】シラカンバ(正式名称はシラカンバ)

【成長】かなり早い

【移植】幼木は簡単

【高さ】10m~20m

【用途】公園/街路樹/雑木の庭

【値段】1000円~