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シナノキ/しなのき/科の木

Japanese Linden

信濃の木 特徴
「信濃」の語源となったとする説もあるシナノキ(花期の様子)
信濃,木,特徴,しなのき
シナノキの冬芽
信濃木,しなのき
若い枝は赤く、毛がない
シナノキ,新芽
新緑の様子 基部にある「総苞葉」は果実にも見られる
シナノキ 葉っぱ 特徴
葉はハート形で直径5~10センチほど
しなのき,樹木図鑑
葉の裏は白く、葉脈が隆起する
レモンの香りがする花木
花の頃には周囲がレモンの香りで包まれる
レモンの香りがする花,開花時期,しなのき
シナノキの開花は6~7月
シナノキ 特徴
8月ころから実が目立つようになり・・・
Japanese Linden,fruits,picture
紅葉が始まる頃に熟す
シナノキ,しなのき,紅葉
紅葉の様子
しなのき,紅葉
暖かい地方ではこんな感じの黄葉に
しなのき,樹木
シナノキにはほぼ年中、「プロペラ」がついている
縄の材料,シナノキ,木
樹皮の繊維は丈夫で、縄を編むことができる

【シナノキとは】

・「信濃」の語源になったともされるシナノキ科の広葉樹だが、本州の南岸を除いた日本全国の広い範囲に分布し、特に北海道に多い。

 

・丈夫かつ剥がしやすい樹皮には耐久性があり、かつては縄をなったり、糸にして衣服を作るのに用いられた。(「シナ」はアイヌ語で「縛る」の意で、こちらがシナノキの由来となったとする説もある。)漢字表記は「科」が普通だが、東北地方では「榀」の字を用いる。「級の木」と記す場合もある。

 

・樹形は端正であり、ヨーロッパでは同類の樹種(リンデン)が街路樹などに好んで使われる。幹がかなり太くなるため、国土の狭い日本において人為的に植栽されることは少ないものの、ハート型の葉が注目され、シンボルツリーとして推奨されることもある。葉はよく見ると左右非対称で縁にはギザギザがある。葉の直径は5~8センチほどで、枝から互い違いに生じる。

 

・5月から7月にかけて咲く花にはレモンやライムのような甘い香りがある。一足先に開花するトチノキとともにミツバチの大事な蜜源となり、良質のハチミツが採取される。シナノキの花の基部には新芽と同じようにプロペラ状の「総苞葉」がある。

 

・直径は最大で2mほどになる。材は緻密かつ軽量だが耐久性は乏しい。しかし、柔らかくて加工しやすいことから、割り箸、アイスクリームのヘラ、マッチ棒、合板、木彫、箱、楽器などに利用され、アイヌの熊堀りもこれで作られることが多かった。

 

・木材(特に合板)として流通する「シナ」には本種のほか近縁のオオバボダイジュが含まれ、その材の色合いから前者をアカシナ、後者をアオシナと呼ぶ。

 

【育て方のポイント】

・日向であれば土質を選ばずに育つ。

・基本的にはほとんど手がかからない。

・樹齢が若くとも開花しやすい。

・耐寒性はあるものの暑さにはやや弱い。

・剪定に耐えるが、雄大な自然樹形を楽しむのが理想。

 

【シナノキの品種】

あめりかしなのき,種類
アメリカシナノキは葉が大きい
しなのき,種類,品種
新葉が銀色のシルバーシナノキ

 

【シナノキに似ている木】

オオバボダイジュ

 葉はより大きく葉の裏に白い毛が密生する。

 

オヒョウ

 北海道に多いニレ科の落葉樹で、シナノキと同様に樹皮から作った繊維を衣料とした。

シナノキの基本データ

 

【分類】シナノキ科 シナノキ属

    落葉広葉 高木

【学名】Tilia japonica

【別名】シナ/ライムツリー

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】10m~25m

【用途】公園/街路樹

【値段】800円~