ザクロ/ざくろ/柘榴

Pomegranate tree

ザクロ,実,画像
種の周りの「外皮」が食用になる
ざくろの木,冬芽,画像
ザクロの冬芽は地味で目立たない
ザクロ,特徴
新芽は赤っぽい
石榴,葉っぱ,画像
ザクロの葉(新緑の頃)
柘榴,木の葉,ざくろ
成葉の様子
ザクロ,樹木
葉の裏面の様子
石榴の木の剪定,ざくろ
枝には細かなトゲがある
Pomegranate tree,flower
蕾は「赤ウィンナー」のようになる
Pomegranate tree,flower
ザクロの花は6月頃に咲く
ざくろ,植物
花には多数の雄しべがある 花弁は6枚だがシワシワでよく分からない  
ザクロ,実,画像
未熟なザクロの実 
柘榴,石榴,植物
実が開裂するのは10月頃 
ザクロの木の実
種子を覆う「外皮」は甘酸っぱい
ざくろの木,果実
乾燥させた果皮で鏡を磨くとピカピカに
ザクロ,手入れ
枝が四方八方に伸び、棘もあるため剪定しにくい
Pomegranate tree
黄葉の美しさにも鑑賞価値がある
柘榴,紅葉,黄葉
黄葉の様子
ザクロ,樹皮,幹,特徴
幹は歳月と共に「うねり」を見せ、風格が出てくる
bonsai,Pomegranate tree
このため盆栽に使う例も多い

【ザクロとは】

・イランのザクロス山脈を原産地とするザクロ科の落葉樹。日本には鬼子母神の神話とともに平安時代に渡来した。当初は薬用として、現代では花や果実を鑑賞するため庭に植えられる。

 

・ザクロという名前は原産地名(ザクロスあるいはザグロス山脈)に由来するという説と、漢字表記の石榴(セキリュウ)の音が転訛したものとする説がある。

 

・ザクロは実ザクロと花ザクロに大別される。前者はより一般的な品種で一重の花が咲き、実は食用になる。後者は庭園や社寺に見られる品種で、八重の花を咲かせるが実は食用できない。

 

・開花期は6~7月頃で、直径5センチほどの花が枝先で次々に咲く。6枚ある朱色の花弁は薄く、シワシワになるのが特徴。花には雌雄があり、雌花は「萼筒(萼片)」と呼ばれる花の基部がやや膨らんでおり、果実の先端にこれが現れる。

 

・果実も直径5センチほどで、9月~10月にできる。熟すと自然に裂け、中から赤い種子が顔を出す。種子の外皮(=外種皮)はクエン酸やリンゴ酸を多量に含み、食べれば甘酸っぱい。

 

・ザクロの外種皮は果実酒や黄色の染料に、煎じた皮はうがい薬に使われる。また、江戸時代には干したザクロの皮で鏡を磨いて回る「鏡とぎ」という職業があったという。

 

・葉は長さ5センチほどの長楕円形でへりは波打ち、枝から対になって生じる。あまり話題にならないが秋の黄葉は美しく、果実とのコントラストは観賞価値がある。

 

・ザクロの樹皮はサルスベリのように剥がれ落ち、古木になれば味わいのあるコブもできる。このため装飾用の柱に使われる。

 

・ザクロの断面は黄色いが、これはペレチリンというアルカロイド物質の影響によるもの。樹皮や根の皮はかつて、サナダムシの駆除に使われた。副作用が強いため現在は使われていない。ザクロの実を食べると、人間の悪行を閻魔大王に言いつける「三尸の虫」を酔わせるという俗説はこの除虫効果に由来か。

 

【ザクロの育て方のポイント】

・日向を好み、日陰では花や実ができにくい。

 

・砂質壌土のような水はけのよい土を好むが、適応力があり、余り土質を選ばない。

 

・放任すると根元から「ひこばえ」が密生し、どれが主幹が分からないほどになる。適宜整理し、主幹に十分な養分がまわるようにする必要があるものの、枝には鋭い棘があり、剪定には苦労が多い。

 

【ザクロの園芸品種】

・ヒメザクロ(一才ザクロ)

 いわゆる矮性種で鉢植えにされることが多い。背丈があまり大きくならず、花も実も通常のものより小さい。また、通常のザクロよりも開花の時期がやや早い。 

 

・アメリカザクロ

 食べる部分がより多く、かつ甘味がある。食用としてアメリカで作出されたもの。

姫石榴,花,種類
ヒメザクロ
ザクロ,花の種類
ハナザクロ「天絞り」
ザクロ,種類,八重
ハナザクロ「白牡丹」

ザクロの基本データ

 

【分類】ミソハギ科/ザクロ属

    落葉広葉樹/小高木

【漢字】柘榴/石榴(ざくろ)

【別名】セキリョウ(石榴)/ジャクロ

【学名】Punica granatum

【英名】Pomegranate tree

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】5m~10m

【用途】公園/果樹/盆栽/花材

【値段】500円~